閉じる


<<最初から読む

15 / 43ページ

~言霊~

言霊……

 

 

昔からある言葉……

 

 

よく言われることだが

言葉は難しい…

一言で相手を地獄に突き落とし

また一言で天国に誘う……

 

人間はなんで

言葉を話せるように

なってしまったんだろう。

 

確かに

言葉がないと

不便だ。

 

 

言葉があるからこそ

自分の気持ちも伝わる。

 

 

言葉は

とても重く

強く

激しく

そして時に

優しい………

 

 

どんな言葉にも

魂が隠っていると

ぼく…は思う。

 

 

だからこそ

使い方を間違えると

大変だ。

 

 

飼い猫を抱いていて

ぼく…は

猫になりたいと思った。

 

 

話せない分

目で訴えて

思いっきり可愛がられ

甘えられる。

 

 

目だけでも

十分に気持ちが伝わる。

 

 

傷つく言葉は要らない。

傷つける言葉も要らない。

 

ただ大切な人な膝の上で

いっぱい甘えたい……

 


~一瞬だけの森~

また瞬間移動した…

 

 

マンションやビルが立ち並ぶ

見慣れた街。

 

 

3本ほどスラッと伸びた木がある。

 

 

いつもせかせかと歩いているのに

今朝何気なく

ふと上を見上げた。

 

 

たった3本の木…

 

 

寄り添うように

争うように

枝や葉を目一杯広げてる。

 

その葉と葉の間から

空が見えた。

 

 

それを見た瞬間

ぼく…は森にいた……

 

 

ほんの一瞬だった…

 

 

ほんの一瞬だけ

森をさまよい

心が澄んでいくのがわかった……

 

 

どんなに忙しい毎日でも

たまには上を見上げよう……

 

 


~小さな茂み~

ぼく…の家の近くに

緑道がある。

 

 

人工の緑……

 

 

上を見上げると

高速道路……

 

 

緑道には茂みや

植え込みがある。

 

 

そこには虫たちが

生息している。

 

 

虫たちが上を見上げたら

うっそうと生い茂る

枝や葉……

木漏れ日…

 

 

ぼく…たち人間には

小さい茂み

 

 

どんなに作られた緑でも

虫ほど小さければ

森やジャングルくらいに

感じるんだろうなぁ。

 

 

 

 

自然に触れたい……

 

 

 

 


~暖かい光~

昨日ぼく…は

真っ暗闇にいた…

 

 

真っ暗闇を

ひたすらさ迷った。

 

 

どこまで行っても

抜けることのできない

暗闇………

 

 

でもね。

そこに一筋の光が現れたんだ。

 

 

その光をたどって行くうちに

手が見えたの。

 

 

ぼく…は必死で捕まろうとした……

 

 

でもなかなかたどり着けない…

 

 

必死でたどり着けたけど

ぼく…があまりにも重すぎて

捕まってるのがやっとだった。

 

 

するとまた新しい手が

ぼく…に差しのべられたんだ。

 

 

そのうち

何本も何本も

ぼく…の手を握ってくれた。

 

 

 

気が付いたら

ぼく…は

とても暖かく

柔らかい光の中にいたんだ。

 

 

何本もの手の先は

ぼく…には見えなかった……

 

 

でもね。

そこには

優しい笑顔が

見えていた気がする……

 

 


~三面鏡~

三面鏡……

 

 

最近はほとんど

見ることがなくなった…

 

 

昔はうちにもあった。

 

 

ぼく…は

よく顔を挟んで

ずっとずっと先の自分を

探した………

 

 

何番目かの顔が

目を瞑ってるとか…

怖い話で読んだことがある。

 

 

ぼく…は

それを確かめたかった。

 

 

でも見付けることできなかったよ……

 

 

 

今は違う理由で

三面鏡が欲しい…

 

 

それもハイテクな

三面鏡が…………

 

 

顔を挟んで

いっぱい写っている自分を

この世に送り出し

ぼく…の代わりに

動かしたい………

 

 

 

時間が足りない………

 

 

 



読者登録

ぼく…さんの更新情報・新作情報をメールで受取りますか?(読者登録について