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ゆめちゃんは ちいさくてあたたかい おだやかな うちゅうのなかで 
ふわふわとただよい およいでいるような きもちになりました

「 わぁ・・ 」

お父さんと お母さんのこえも だんだんと とおざかっていって
ずっとこのまま ただよっていたいと おもえてきて いしきをうしないかけたとき
お父さんと お母さんが おこしてくれました

「 ゆめちゃん だいじょうぶかい 」
「 だいじょうぶ?ゆめちゃん 」

「 あれ・・わたしどうしてたのかしら・・? 」
ゆめちゃんは めざめたばかりのときのように ぼーとしていました

でもゆめちゃんのきぶんは とてもすっきりしていました
それはたとえるなら ぐっすり ねむれた日の三ばいくらいに
 

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まくらになれるまでのあいだ しばらくは おなかの ちいさなうちゅうは おあずけです

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よく朝 今日も お父さんは げんきよく しごとへむかっていきました

「 みんな いってくるよ 」

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そして しごとからかえってくると お父さんは つかれてねむってしまいました

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なきまくらが ゆめちゃん家の おしいれにすみついて 半年がすぎました

あのちいさな黒いまくら お人形あそび用のまくらに宿った ちいちゃんは
もちはこびにべんりで とてもやくだちます

さむい日には かいろにします
あたまやおなかがいたい時は そこに あてたり のせたりします
お父さんは かたこりにつかいます

そんな ちいちゃんのことを
「 ちいちゃんは わがやの「 救急かいろ 」ね とお母さんはわらいました


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