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香りが漂いはじると、
あ、雨があがりそうだなって気づく。

雨が、土や草の香りを引き出してゆくんだ。
仕上げは、一滴一滴のしずくで。

あたりが、すてきな香りでみちてゆく。
雨があがるちょっと前の時間が、ぼくは大好き。




雨あがり。
出来立ての宝石をみつけることもあるよ。

あまりにすてきなものをみつけると、
胸がどきどきと苦しくなってしまう…。




こんなティーカップで

午後のお茶はどう?


花の香りが加わって

お茶がますますおいしくなりそうでしょ。




おやつにラズベリーもあるよ。

葉っぱのお皿にのせて、ね。




そうそう、

森のはずれには、木が住んでいる。


木が住んでいるなんておかしいって?

でも、この木は家を持っているんだ。


嵐の時などに動物たちが彼を頼ってやってくると、
彼はあたたかく迎えてあげる。



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