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巾着田の曼珠沙華と日和田山

20150922

シルバーウイーク、職場には計らっていただいたおかげで4日間休ませていただくことに。

いつもながらクソ忙しい期間に子育てという好都合な仮面を被らせていただき羽伸ばし。
そのすべて四日間を書き綴ってもダラダラ長文になるので、良き思い出になった3日目の行事の1シーン。

晴海登山部(仮称)の行事。
今が見ごろの曼珠沙華を西武池袋線の高麗(こま)駅近くの巾着田まで。
まだ時刻は朝8時を回ったところだというのにたくさんの訪問者で賑わう巾着田曼珠沙華公園。見事に五百万本の紅色を放っていました。

休日初日に出掛けた鎌倉アルプスの山中で、所々自生する曼珠沙華も可愛いと思っていたけど、このダイナミックさには圧倒!
普段、花に疎い私だけどカメラのシャッターはたくさん切りました。

その後は部活としてメインである日和田山にアタック。ここ巾着田からそびえて見えるその山は低山ながらもなかなか楽しめる急峻らしい。
それを我ら大人二名、小学生二名のパーティが挑む。

登山口からいきなりキツイ勾配。私にとってはすでにワクワク!

リサーチどおり男坂と女坂に分かれるが、一行は迷わず男坂。

・・・なるほどねぇ。

 

坂というよりは明らかに崖!娘はなかなか先に進めない、弱音もしばしば。
足場の確保、次の手を添える所、三点確保の前進を指示しながら登らせる。
途中、スイスイと追い付いて来た女の子二人に声をかけると娘と同学年。
これで闘志を燃やしてくれる。よし思惑通りだ!
と、思いきや、
娘 「こっちはこんなに大きいリュック背負ってるんだよぉ!」とブーイング。
うん・・・たしかに己の飲料水1リットルと、登頂後に昼食で使う四人分の食料の全てを背中に携えている。ここで滑落されたらランチは無い(笑)。

それでも未就学児の女の子がお父さんと登ってきて先を越されたのに心揺らいだのか、黙々と登り見事に到達。
一足先に待っていた私は娘と両手でタッチ!
私 「お疲れさま!後ろを見てごらん。あそこから登ってきたんだよ!」

先ほどの曼珠沙華を見た巾着田が、まさに巾着の形をしていました。

私 「(この崖を登れるんだから) もっと自信をもっていいよ!」

日和田山(ひわださん、305m)を経て物見山で昼食を済ませた後は、縦走路で武蔵横手駅まで歩きやすい道を辿りました。
(私は三人と別行動で少し遠回りのコースを走ってみたりもしました)


そのほか

東京近郊・関東地方

 


鎌倉アルプスを行く

2015年527日 快晴
と記して思い出したのは平穏な日々が続いていれば祝十周年だった 笑)
鎌倉アルプス(天園コース)と称される本格的なハイキングコースがあると知り、JR北鎌倉駅を下車したのは9時半ごろ。

鎌倉は高校時代に遠足、そしてプライベートで海水浴に来た以来、約30年ぶりとなる。

さすがに人気スポットだけあり、鎌倉駅の一つ手前だというのに平日でこの人混み!ほとんどの人がリュックを背負っている。
様々なハイキングコースがあり、駅から一番近い六国見山(ろっこくけんざん、147.1m)方面を目指す人、一番ポピュラーな建長寺方面か ら鎌倉アルプスを目指す人、私のようにその建長寺の拝観料金(と称した通行料)300円をケチるため道標の分かりにくいマイナーなコースから入山する人など、ざっと50人以上が一斉に下車したようだ。ましてこれが週末や祝日なら、どれほど人がいるのだろう?

そのマイナーコース。駅にはあれほどいたのにおばあちゃん集団5名を追い抜いただけでその先にも誰もいなかったようだ。ネットでリサーチしたとおりの道を確認しながら進むが、間違えて民家の庭にお邪魔しちゃったり(笑)。

「これか!?」
登山口はいきなり生い茂った笹ヤブ。上っている途中、写真を撮っていると一人の男性が挨拶して通り過ぎていった。

勾配も大したことはなく、石段になっていたりと整備された道を歩くにつれ、子供たちの声が次第に大きく聞こえて来る。

勝上献という展望台に到着。由比ガ浜海岸の展望があった。
建長寺側から入山したと思われる小学校低学年くらいの遠足団体がガヤガヤ、占領状態である。運が良いのか悪いのかここで写真を撮っているうちにこの団体と 出発が重なってしまい、行く手を阻んでくれる渋滞。先生の指示を無視して後ろの友達とふざけている男子を見て、本当に注意しようと思ったほど。
先生が先を譲ってくれたおかげで前方へ出られたが、写真などのんびり撮っていると追いつかれてしまうので急ぎ足で進む。
急斜面、ロープ場などあり、低学年レベルでは怖がる子もいると思う。案の定後方から響く子供たちのざわめきは絶え間無く続いた。

勝上献展望台以後の分岐地点では必ずといって良いほど道標があり、ローマ字のほかに中国簡体字とハングル文字まであるのには驚いた。それだけメジャーなコースなのだ。平日であるにもかかわらず、すれ違う人は絶え間無いほどで、山ガールも多数目撃!もちろんヤマンバも。
所々、奇岩もあり変化に富む道中。主に土質で歩きやすく、飽きもせずに楽しんでいる中年ここにあり。
また、トレラン、マウンテンバイクの勇者の姿も目撃。

大平山(おおひらやま、159.2m)に到着。先ほど登山口近くで先を越して行った男性が食事休憩中。雲ひとつない青空の下、のんびり気ま まに岩を背もたれにくつろぐ姿は「お主、なかなかの熟練者だな」と感じた。一方の私はさすがにまだ1時間ちょっとしか歩いていないので空腹感もなく、カン トリーマアムを1個頬張るだけで力はまだ余裕。



(大平山の指標と山頂を臨む。低山だがピークまでは急斜面。ピークすぐ下に平地が広がる。そこにトイレと水場もあるのでピクニックにも良いかと思う)

つぎは六国峠(天園)に到着、早めの昼食をとっている人たちで賑わう茶屋が2箇所あり、テーブルで夢心地のニャン子様を挨拶代わりに撮らせていただいた。

この峠の先の天台山(てんだいさん、141.2m)がどこなのかも分からず尾根道を通り過ぎたようで、結局、登山出口にある瑞泉寺まであっという間に下山してしまった。ここまでたったの2時間、まだお昼前。
面白いことに下界に戻ってからは道標などもなく、どうやって鎌倉駅まで進めばいいのかわからず、地元の方に尋ねながら鎌倉駅行きのバス停まで辿り着いた有様。さすがに国土地理院の地図にはバス停までは表記されていない(笑)。

 



こんな感じの尻切れトンボのような道中でした。訪問箇所をうまく組み合わせれば丸一日歩けるオリジナルコースも作れそうです。
最後に鎌倉駅周辺でランチ&ビールといきたいところでしたが、シャワーしたあとゆっくり飲みたい私は・・・なぜか乗り換えの横浜駅で崎陽軒のシウマイをおつまみに買って我が家のソファーで酔っ払うのでありました。
これじゃどこに行ったのだか(^^


山男 山女

『山好きに悪い人はいない』

そう聞かされたり、我が娘に言ったりしたが、実際のところ大差はないと思う。
誰とでもよく喋る人、無口で一人でいるのが好きな人、私の山行でもたくさんの方々と接してきた。 結局、山でも下界でも人は様々、十人十色。 私自身は初対面の方と会話するのが非常に苦手で、相手が話し掛けて来てくれればその波に一緒に乗ることができる程度。自ら率先して話すことはできない。ゆえに山小屋でそばにいても本を読み続けている私をつまらない人だと感じた輩もいることだろう。
高尾山のように登山者以外の人も訪れるところでは、登山に適した恰好で歩いている人以外には擦れ違いざまに挨拶はしなくてもいいと思う。以前、「こんにちは」と声をかけた時、『あんた誰?』みたいな顔をされた。相手の返事や反応を期待せずに社交事例で軽い会釈でも充分だと思う。高尾山できちんと挨拶をしてまともな返答をしてくれるのは私の経験からすると3~4割程度である。

これが丹沢になると中級レベル以上の登山者が多いので人の応対もガラッと違う。挨拶を交わしてくれない人は奇妙に感じるくらい少ない。その奇妙な人は年輩男性に多く、たいていすれ違う直前に相手から目を反らすので判る。

 

さて、タイトルの山男 山女、個人的に感じる特徴を述べると、

  1. 細かなことは気にしない
  2. 呑気
  3. 意志が固い

これらは共通していそう。

 

細かなことは気にしない』に関しては、限られた水や食料で歩き続けることになるので、汚れた衣服と身体のまま、時には何日もその恰好でいることになる。うちの小学生の娘が二泊三日の縦走を終え、下山してトイレで手が洗えた時に感動したことは記憶に新しい。汚れて汗臭い身体でも、無事に帰宅すれば良い。

身だしなみだけに関わらず、考え方にも些細なことは気にしない一面がある。私自身も職場で繰り広げられる人間模様に「そんなことどうだって良いじゃんよ」と感じることばかり。

 

呑気』 は大切だと思う、というよりせっかちでは山行においては危険。何でも自分の思い通りにいかないと納得できなかったり、先を不安視する性格では山でのアクシデントに冷静に対応しにくくなるだろう。「山頂に到達できたらラッキーだね」「雨が降らないと良いね」程度の心の余裕が必要。子どもを連れて行くのなら尚更である。念のため下山予定日の翌日を予備日としておくくらいがちょうど良い。

 

意志が固い』 は「あの山を目指すのに私には今何が欠けているか?」と自分自身を冷静に判断する力とその対策の実行力、またその努力を継続する強い意志を持っていないと、ステップアップどころか遭難の危険性も高まってしまう。

色々な登山経験者の話やネット上で記事を読むと、初めての登山が日本アルプスや富士山で、結局それっきり続けることはなかったという人が目立つ。(ネットのフリマサイトで売られている一度履いたきりの登山靴のどれほど多いことか。)おそらくあまり登山に興味のないまま人に誘われ、それ以上の努力をしないままやめてしまったのだろう。

 

日帰りの低山から始めて、地道に歩いて楽しみを見つけ、時には些細なトラブルに遭遇していくことで経験値を積み、やがて大舞台の頂上に立つ目標を持ち続けていくことが結果的に安全な山行に繋がると思う。

 

 


山小屋が好き

今これを執筆している現在、まだテント泊をしたことがない。近いうちに山岳用テントやその他のギアを買い揃えるつもりでいる。

諸々の事情で宿泊山行はなかなかできないが、東京都の最高峰、雲取山までの経由地である七ツ石小屋の麓にある七ツ石小屋で初めての1泊登山を実行した。小さな小屋だったのでアットホームな雰囲気で、小屋番さんから色々勉強させていただいたのが記憶に残る。夜明け前に雲取山を目指し、登頂した感動は忘れられない。

(奥多摩の章『雲取山までの道(1)(2)』を参照のこと)

 

丹沢の最高峰、蛭ヶ岳山頂にある蛭ヶ岳山荘に行った時、小屋番さんに言われて実行していることがある。それは山小屋の記録を帳面に記しておくこと。以後、それまでに泊まった小屋の感想や状況などを書いている。読み返すと忘れていたことも記録されていて面白い。

今までピーク時に行ったことがないので呑気なことが書けるが、山小屋の雰囲気は結構好きである。薄っぺらい板張りの造りとほんのりカビ臭い布団、有り余るほどの長い夜。現実社会ではめったにできない知らない人との共同生活もたまには良いものである。

蛭ヶ岳山荘の小屋番の東城さんは自分だけの世界が持てるという理由でテント泊をお奨めしてくれ、もちろん近いうちに実行するつもりだ。余談だが蛭ヶ岳山荘の消灯後に宿直室から聞こえる東城さんの大きないびきがそれを物語っているようにも思う。



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