閉じる


試し読みできます

はじめまして

過去問題集は、平成28年10月改正 潜水士テキスト対応済み     

 海野 聖

はじめまして。

このサイトの主役の

 うみの   せい

「海 野   聖」と

水野 泳

ダイビングインストラクターの

 

 みずの  すいむ

 「水 野   泳」です。ウエットスーツのままでごめんなさい。

 

 

  

 

私は、海にあこがれてダイビングの資格を取得したけど、ダイビングのガイドなどの仕事に就きたいなと思うようになりました。

そこで、いろいろお話を聞いたところ、ダイビングのインストラクターやガイド、水中写真家・水族館での仕事など潜水してお金をもらう仕事に就くには、「潜水士試験」という学科試験だけの「国家試験」に合格し、免許をもらわないと仕事に就けないことがわかりました。

潜水の物理学とか高気圧障害とか潜水に関する日本の法律(関係法令)も勉強しないといけないみたいで・・・ちょっと大変・・・

 

うれし顔

そんなとき、このマンガ・イラストで覚える潜水士試験のサイトを見つけました。

いろいろなサイトで潜水士試験のことが書かれているけど、結構難しくて・・・

でも、このサイトと電子書籍版は、イラストや図・写真などもたくさん使われていて覚えやすく、計算問題も分かりやすく書かれているし、



なんといっても、「潜水士試験の無料講座」の問題集だけを買うよりは、ちょっとお値段が高いけど、解説が分かりやすし、過去問題・予想問題も付いて、会員サイトもあるので、常に新しい情報が得られるから、購入して勉強したら、合格しちゃって、今は楽しくダイビングの仕事をしています。


このサイトでは、私が、水野さんの話のあとに繰り返し話す言葉や下線などが引かれている言葉は、よく試験に出題されている部分だから、そこは、過去問題や予想問題とともにしっかり勉強が必要なところだよ。


皆さんも、このマンガ・イラストで覚える潜水士試験のサイト又は電子書籍に登録・購入して、潜水士試験に関することと、試験の過去・予想問題を解いて勉強し、一発で攻略、合格してね。

 

 

 


筆者から一言

[check] このサイトは、一部会員制サイトになっております。サイトの内容を全部閲覧するには、有料での申込みが必要です。 スマホ対応しており、サイトの下部で、PC版への切り替えも可能です。

  • 問題集も公表されている過去問題13回分の解答と解説も付いています。
  • 筆者は、SSI及びNAUIというスクーバダイビングの指導団体のインストラクターで、沖縄、伊豆などでダイビングの仕事をさせていただき、過去10年間、この潜水士試験を見てまいりました(会社概要参照)。
  • そして、「潜水士試験の無料講座」を立ち上げ、現在まで15万以上のアクセスと、多くの合格者を出し、合格者からお礼のメールを頂いております。
  • 潜水士試験は、国家試験でもあり、また、潜水という特殊な仕事でもあるので、サイト内でどうしても専門用語を使っていますが、マンガ、イラストで覚えやすく、素人でもわかりやすくと考え記載したため、正式な物理用語や専門用語とは多少違いがある場合がございます。
  • 専門用語の使い方がおかしいなどという、その一部分だけに対する専門的なご質問などにはお答えいたしませんのでご了承ください。
  • 平成27年4月から、この国家試験である「潜水士」の試験が今までとは少し違う感じになりました。
  • というのも、平成26年に潜水士試験に関係がある高気圧作業安全衛生規則という法律が一部改正され、平成27年4月からその法律に従って仕事をしなくてはならないようになりました。
  • 潜水士試験は、法律だけの試験ではないので、他にも覚えることがたくさんありますが、今回はその試験に出題されている法律の部分が変わったことで、その部分に関係する試験問題が変わることになりました。
  • この試験に出題されている試験問題は、主に中央労働災害防止協会から発売されている 潜水士テキスト―送気調節業務特別教育用テキスト から出題されていますが、そのテキストも法律が一部改正されたことで、内容も変わっています。また、平成28年10月には第6版が発刊されておりますので、ぜひ、このサイトと併せて読むと勉強になると思います。 
  • 法律の一部が変わっただけで、従来どおり、変わらない部分もたくさんあるので、過去問題なども参考にしてください。
  • 潜水士試験に関する受験資格、受験日、受験費用、一般のダイビングとの違いなど、詳しい「潜水業務」、「送気・潜降及び浮上」、「高気圧障害」、「関係法令」、「過去問題」などは、少し難しくて長いですが、私のサイト「潜水士試験の無料講座」も参考にしてください。
  • このサイトで潜水士試験に興味をもってくれたら幸いです。読んでみてください。
  • 最後に、このサイトを作成するにあたり、潜水作業専門のプロダイバー使用の潜水器などの画像については、以下のダイビング通販専門業者のホームページから借用いたしました。ありがとうございます。
    • シープレックス
      • なお、リンク先で起こりましたいかなる問題につきましても、当事務所は一切責任は負いません。
  • その他の写真及びイラストについては、無料イラスト集から引用したものを除き、著作権法に基づき、すべて筆者に所属するものであるので、無断引用・転載・複写などはお断りいたします。
    • 筆者独自の写真及びイラスト等の無断引用につきまして、知り得た場合には法的手段も取らさせていただく場合もございます。

 

  • お問い合わせにつきましては、会員フォーラム又は次のE-mailまでお願いいたします。
    • info○fujita-kaiji.main.jp  ○を@に変えてご使用願います。
  • また、このサイト及び過去・予想問題を購入した全ての人の100%の合格を保証するものではありません。

 


試し読みできます

高気圧障害

高気圧障害

水野 泳
ハタタテダイとサザナミヤッコ



気持ちよかったわね。


海はスノーケリングでも楽しめるところがたくさんあるよ。


でも、決して一人ではやらないように。




 

 

海には、前にも勉強したけど、潮流や潮の満ち引きなど、

 

いろいろな危険を伴うことがあるからね。




 

クロスズメダイの幼魚

 

ほんと、気持ちがいいですね。

海野 聖  

はい、いろいろな危険をしっかり理解して、  

はい、いろいろな危険をしっかり理解して、

そして、安全に仕事をしたり、

レジャーを楽しまなければならないですね。   

 

水野 泳

 

そうですね。

定められた潜水方法等を遵守していれば、潜水作業は危険なものではないけど、時には何らかの事情により、身体に障害を及ぼすことがあるよ。

 

どんどん深く潜水していくと、絶対圧が高くなるのは勉強したけど、

 

その圧力が高い状態のところ(高気圧下)で受ける障害を高気圧障害と言うんだ。 

 

海野 聖




 

高気圧障害・・・

減圧症とかのことですね。



 

水野 泳


そうね。

 

ここでは、始めに小・中学校などで勉強した人の体の仕組みなどについて勉強して、

そして、潜水による障害、高気圧障害などを学んで、

 

最後に潜水者を含めた健康管理について、勉強して行くよ。

 

 

 

海野 聖

 

 

  

はい。

健康管理も大事なことなんですね。



 



 


試し読みできます

人の身体

 循環

水野 泳

 

まずは、血液の流れからだけど、体の中の血液は、体の中を隅々まで回っていて、これを「循環」と言っているんだ。

 

血液は、心臓がポンプの働きをして全身の血管の中を移動し、酸素を体内に取り込み炭酸ガス(二酸化炭素)を排出しているよ。

血液の流れ1






肺の毛細血管で酸素を取り込み、酸素を多く含む血液を「動脈血」といい、酸素が少なく炭酸ガスが多い血液を「静脈血」というよ。

 

動脈血は、肺静脈を経由して心臓の左心房に戻って、左心室に至り、左心室から大動脈に送り出された動脈血は、筋肉や内臓などの末梢組織に運ばれて、

 

末梢の毛細血管を通過する際に酸素を末梢組織に渡して、炭酸ガスを受け取るんだ。

 

そして、炭酸ガスを受け取った静脈血は、

 

末梢から静脈を通って大静脈に集められ右心房を通り、右心室に運ばれ、右心室から肺動脈を通って、肺の毛細血管に至り、炭酸ガスを排出して、再び酸素を受けとり動脈血となり・・・と、この一連の動きを繰り返すんだ。


簡単に、血液の流れは、「肺から左心房を経由して左心室から送り出され、右心房に戻って右心室から肺へ戻る。」と覚えるとよいかもね。

 

 

 

 

 

海野 聖

うんうん。小学校の理科の人体模型で見た。

 

赤い血管と青い血管。

 

気持ち悪かったな~。

 

赤い部分が酸素がある動脈血で、

青い部分が二酸化炭素(炭酸ガス)が多い静脈血ですね。

 

水野 泳

 

心臓は全身に血液を送り出すポンプとしての役割を持っているよ。

 

心臓が働くためには、心臓自身にも新鮮な動脈血が必要で、その血液が流れる通路を「冠動脈」というんだ。

 

 

心臓

 




心臓は、左右それぞれの心房と心室の4つの部屋があり、心房の左右の間は閉じていますが、

 

この間に「卵円孔」という開口部が開いたままの人がいて、

 

減圧症発症の原因に関わっているとも言われているよ。  

 

海野 聖




私は、大丈夫かな・・・。





   

水野 泳




大丈夫。もうダイビングしているし、


そういう人がまれにいるという話だからさ。



 

呼吸器

水野 泳

次は、酸素と炭酸ガスを交換してくれる肺についてだよ。

 

人は呼吸によって空気中の酸素を取り入れ炭酸ガスを排出しているけれど、

 

空気が肺内にある短時間に酸素と炭酸ガスの交換を行っているんだ。

ガス交換

 

気管1

ガスの交換は、肺の一番奥深いところで行われ、呼吸ガスは、気管、気管支、細気管支、呼吸細気管支の順で、

 

およそ22~23回,枝分かれした後、全体で3億個ほど小さな肺胞にまで分かれます。

 

肺胞は、内側は呼吸ガスで満たされ、外側は毛細血管内の血液で覆われていて、

肺胞の薄い膜を隔てて気体と液体が接し、この間の濃度の違いによって、ガスが肺胞内の内外に移動することによって、ガス交換が行われるんだ。

 

どこかで、勉強したよね。

 

海野 聖




 

はい。気体の特性の「拡散・溶解」です。



 

水野 泳

さすが。海野さん。よく覚えていたね。

ガス交換が行われる場所は、「肺胞」と「呼吸細気管支」だけで、それ以外の場所ではガス交換は行われないんだ。このガス交換が行われない空間を「死腔(しこう)」というよ。

浅く早い呼吸では、この死腔の中を呼吸ガスが往復することになり、ガス交換の効率は低下し、また、潜水器を装着すれば、レギュやホースの分だけ、死腔も長く(増大する。)なるよ。

ちなみに、脳への酸素供給が3分間途絶えると、修復困難なダメージをうけるといわれているよ。

 

水野 泳

肺だけど、肺それ自身には、膨らむ力はないんだ。

肺は、筋肉を使って胸郭を拡げることによって、

受動的に広がったり、小さくなったりするんだ。

肺胸膜





肺の内側の臓側胸膜と、外側の壁側胸膜で囲まれた部分を「胸膜腔」といい、通常は外界とはつながってないけれど、

胸膜腔が破れ、気体が侵入した場合、

腔内の密閉空間が保たれなくなり、

肺の受動的運動も行われなくなるんだ。

この状態を「気胸」というよ。

 呼吸のたび、「ぜーぜー」というような音がして、呼吸が困難になるよ。

 

海野 聖

 

 

ダイビングのときも習いました。

急速な浮上で肺が破裂した時とかになる障害ですよね。




 

神経系

水野 泳



人の体の中で、神経について勉強するよ。

神経は、身体を環境に順応させ、動かすために、

 

身体の各部の動きや連携を統制しているんだ。

神経は、中枢神経と末端神経に分けられ、



  • 中枢神経は、
    • 脳と脊髄
神経系
  • 末梢神経は、
    • 「体性神経」と「自律神経」に分けられます。

それで、

  • 「体性神経」は、皮膚からなどの刺激を伝える「知覚(感覚)神経」と中枢からの命令を筋肉などに伝える「運動神経」
  • 「自律神経」は、内臓などの作用を調整するもので、「交感神経」と「副交感神経」とがあるよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

神経図

下の図のような、試験問題も良く出されるよ。

神経

試しに上の図のB、Cに入る言葉を入れてみてね。

 

海野 聖




Bは、「知覚(感覚)神経」

Cは、「運動神経」です。



 

 

 

水野 泳




オッケー。







 


試し読みできます

潜水障害

 

水野 泳

 

水中環境と陸上との違いは、

 

「圧力が大気圧より大きい」、

「呼吸の確保」、

「体温への影響」

 

の3つが大きく違っているよね。※1

これらを適切に管理して初めて水中で安全に作業ができるんだ。

 

 

また、陸上では直接、致死にいたらないような病気でも、水中では場合によっては危険な死につながることもあるので、一般的な病気についても注意しなければならないよ。

 

それじゃ、順番に勉強していくね。

 

 

海野 聖

 

「圧力」

 

「呼吸」

 

「体温」

 

ですね。

 

 

※1

潜水障害として、医学的な身体への影響としては、以下の3つがあります。

 

1 圧力による障害

2 呼吸ガスによる障害

3 温度による障害 

 


試し読みできます

過去・予想問題(オリジナルを含む)

※ 新法令に基づく問題等については、過去問ではなく、オリジナル予想問題等を含んでいます。全部で90問(午前の部40問、午後の部50問)です。午後の部が多いのは、改正された高圧則の予想問題等を多く取り入れているためです。

 
午前の部
 
潜水業務
 
問1 圧力に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1 圧力とは、ある面積に垂直に働く力とみなすことができる。

2 潜水において使用する圧力計や深度計には、通常絶対圧力が使用されている。
3 流体に加えられた圧力は、すべての方向に等しく伝わる。
4 一定温度の気体の体積は、圧力に反比例する。
5 水圧は人体の表面からすべての細胞に瞬時に等しく伝わるため、常に水圧と等しい圧力を保つことができる。 
 
問2 次の記述のうち、正しいものを選べ。

1 絶対圧力=ゲージ圧力=0.1MPa

2 ゲージ圧力=絶対圧力-0.1MPa
3 絶対圧力=ゲージ圧力-0.1MPa
4 ゲージ圧力=絶対圧力+0.1MPa
5 絶対圧力=ゲージ圧力×0.1MPa
 
問3 気体の物理的な性質に関する次の記述のうち、誤っているものを選べ。

1 気体の体積は温度が一定の場合、圧力に反比例して増加や減少する。

2 気体の体積は、圧力一定のとき、絶対温度に反比例する。
3 混合気体の全体の圧力は、それぞれの気体の圧力の和に等しい。
4 温度が一定のとき、一定量の液体に溶解する気体の量は、その圧力(混合気体では分圧)に比例する。
5 気体は圧縮されれば温度が上昇し、減圧すれば温度は降下する。
 
問4 空気圧縮機でゲージ圧力0.2MPaにしたとき、窒素の分圧はいくらか、次の記述のうち、正しいものを選べ。ただし、窒素の分圧は約80%とする。
 
1 0.08MPa
2 0.12MPa
3 0.18MPa
4 0.24MPa
5 0.36MPa
 
問5 
体積1リットル、質量(密度)0.1kgの圧縮性のあるゴムボールに質量0.4kgの物体を入れて密封し、これを水深10mに沈めた場合、その直後におけるゴムボールの状態として正しいものは次の記述のうちどれか。

 

1 急速に浮上する。
2 浮上する。
3 沈下する。
4 急速に沈下する。
5 停止する。
 
問6
たて20cm、横20cm、高さ10cm、重さ3kgの物体を淡水に入れます。
この物体の密度はいくらですか?
また、水に浮きますか?沈みますか?
浮くとすると水面下の部分の高さは○cmですか?
3浮力
 
問7 気体の性質等に関し、次のうち誤っているものはどれか。

 

1 酸素は、無色、無臭の気体で、液体に少し溶ける。酸素自身は燃えたり、爆発することはないが、可燃物の燃焼を支える性質がある。
2 窒素は、常温では化学的に安定した不活性の気体である。
3 ヘリウムは、質量が極めて小さく、他の元素と化合しやすい気体で、呼吸抵抗は少ない。
4 一酸化炭素は、無色、無臭の有毒な気体であって、物質の不完全燃焼などによって生ずる。
5 空気は、酸素、窒素、アルゴン、二酸化炭素等の混合気体である。
 
問8 気体の性質に関し、次のうち誤っているものはどれか。

 

1 炭酸ガス(二酸化炭素)は、人体の代謝作用や物質の燃焼によって発生する無色、無臭の気体で、人の呼吸の維持に微量必要なものである。
2 窒素は、無色、無臭で常温では化学的に安定した不活性の気体であるが、高圧下では麻酔作用がある。

3 酸素は、無色、無臭の気体で、生命維持に必要不可欠なものであり、人体には呼吸ガス中の酸素濃度が高ければ高いほどよい。
4 ヘリウムは、無色、無臭で化学的に非常に安定した極めて軽い気体である。
5 一酸化炭素は、無色、無臭の有毒な気体で、物質の不完全燃焼などにより発生する。
 
問9 水中における光や音に関し、次のうち誤っているものはどれか。

 

1 水は空気に比べ密度が大きいので、音は水中では遠くまで伝播する。
2 水中では、音の伝播速度が非常に速いので、音源の方向探知が容易になる。
3 光の水分子による吸収の度合いは、光の波長によって異なり、波長が長いほど吸収されやすい。
4 濁った水中では、蛍光性のオレンジ色、白色や黄色が視認しやすい。
5 澄んだ水中で面マスクを通して近距離にある物を見る場合、実際の位置より近く、また大きく見える。
 
問10 光に関する次の文中の「  」の内に入れるAからCの記号又は語句の組み合わせとして、正しいものは(1)~(5)のうちどれか。
「空気と水の境界では下図の「 A 」のように光は屈折する。このため、顔マスクを通して水中の物体を見ると実際の位置よりも「 B 」、また「 C 」見える。」
問題 光 入射角
   A    B     C
1  ア    遠く   小さく
2  イ    遠く   大きく
3  ア    近く   大きく
4  イ    近く   大きく
5  ア    近く   小さく
 
問11 潜水の種類に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

 

1 空気潜水とは、通常の空気を呼吸する潜水であって、一般の潜水はこれである。
2 軟式潜水(環境圧潜水)は、直接人体に水圧を受けるが、手足の能力を自由に発揮することができる。
3 軟式潜水は、送気式と自給気式に分類される。

4 フーカー式潜水は、軟式潜水の一種で開放呼吸回路方式や半閉鎖呼吸回路方式などがある

5 硬式潜水(大気圧潜水)とは、耐圧殻などのように硬い殻に入って人体を水圧から守り、大気圧の状態で潜水作業を行うものである。

 
問12 潜水に使用する空気及び送気について、次の記述のうち、正しいものはどれか。

 

1 潜水に用いる呼吸用のガスには、「ヘリウム-酸素混合ガス」、「ヘリウム-酸素-窒素三種混合ガス」や通常の空気より酸素を多くして窒素を減少させた「窒素-酸素混合ガス」がある。
2 ヘルメット式潜水器は、硬式潜水器である。
3 フーカー式潜水器は、船上にボンベを置いたスクーバである。
4 潜水は危険な作業であるから、どの潜水器を使用する場合にも水中には定量に送気しなければならない。
5 ヘリウム・酸素混合ガス潜水の目的は、減圧症の予防である。
 
問13 スクーバ式潜水器のボンベ等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

 

1 ボンベは、スチール製のものとアルミ製のものとがある。
2 ボンベは、法定(耐圧)検査のほか、定期点検が義務付けられている。
3 ボンベに使用するバルブには、開閉機能だけのものと、開閉機能とリザーブバルブ機構が一体となったものがある。
4 ボンベのバルブには、耐圧試験圧力の2分の1に相当する圧力がボンベ内に加わると、空気を開放する安全弁が組み込まれている。
5 ボンベは、使用後も0.5MPa~1MPaの空気を残しておくようにする。
 
問14 スクーバ式潜水を行う場合の留意事項として、誤っているものは次のうちどれか。

 

1 新品のマスクには、前面ガラスにパラフィンが塗られているので、使用前に石けんなどで洗い落とす。
2 マスクは、目と前面ガラスまでの間隔が小さく、また,マスク内の容積が大きくないものを選ぶようにする。
3 ボンベの容積は、潜水深度、潜水時間、作業内容などによる空気消 費量を考慮するほか、初心者の場合は水中作業に不慣れなため呼吸量が多くなるので熟練者の約2倍の空気を確保できるようにする。
4 BCの浮力を増す方法としては、通常インフレーターの給気ボタンを押してボンベから空気を送り込むパワーインフレーター機能によって行う。
5 レギュレーターは使用後、塩分を落とすため、真水の中でセカンドステージレギュレーターのパージボタンを適宜押しながら十分に水洗いする。
 
問15 全面マスク潜水に関し、次のうち誤っているものはどれか。

 

1 全面マスク式潜水では、通常、呼び径が13mmの送気ホースが、また、ヘルメット式潜水では呼び径が8mmのものが使われている。
2 送気ホースには、比重により沈用、半浮用、浮用の3種類のホースがあり、作業内容によって使い分けられる。
3 コンプレッサーと空気槽の接続には金属管の銅パイプ又はフレキシブルパイプが使用されている。
4 送気ホースは、始業前にホースの最先端を閉じ、最大使用圧力以上の圧力をかけて、耐圧性と空気漏れの有無を点検、確認する。
5 送気ホースは、始業前に継手部分のゆるみや空気漏れが発生していないか点検、確認する。
 
問16 全面マスク式(フーカー式を含む)潜水に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

 

1潜水する水深の圧力下で毎分40リットル以上送気することができる空
  気圧縮機を用いなければならない。
2 コンプレッサーによる送気圧力が1MPa未満である場合も多く、このとき 
  は圧力調整器のセカンドステージが単独で使用される。
3 作業船上などで送気している空気の量を確認するための流量計を設
  けなければならない。
4 小型のボンベを携行して、潜水することがある。
5 フーカー式潜水用のドライスーツは、ブーツと一体となっている。
 
問17 ヘルメット式潜水器に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

 

1 ヘルメット右後部に設けられた排気弁は浮力調節用で、潜水服内の余剰空気や潜水者の呼気を排出する。
2 排気弁は、潜水者自身が頭で押して操作するほか手を使って外部から調節することもできる。
3 送気中の水分や油分をヘルメットの外へ排出するときは、排気弁の反対側に取り付けられたドレーンコックのレバーを開閉して行う。 

4 ヘルメット本体後部の送気ホース取付口の中には逆止弁が組込まれていて送気の逆流を防いでいる。
5 腰部を締め付けるベルトを用い、ヘルメットや潜水服内の空気が下半身に入り込まないようにする。
 
問18 ヘルメット式潜水器に関し、次のうち誤っているものはどれか。

 

1 ヘルメットの側面窓には、金属製格子等が取り付けられて窓ガラスを保護している。
2 ドレーンコックは、潜水作業者が唾などをヘルメット外に排出するときに使用する。
3 ヘルメット本体は、ジゴロのボルトを襟ゴムのボルト孔に通し、上から押え金を当て蝶ね
  じで締め付けて潜水服に固定する。
4 腰バルブには減圧弁が組み込まれていて、この弁で送気の逆流を防ぐ。
5 排気弁は、これを操作して潜水服内の余剰空気を排出したり、潜水作業者の呼気を排出する。
 
問19 混合ガス潜水の方法で次のうち誤っているものはどれか。(予想問題)

 

1 空気を使用した潜水では、水深40mを超えると、高分圧により「窒素酔い」や「酸素中毒」という潜水障害になるおそれがある。
2 水深40m以降の潜水には、窒素などの変わりに、窒素酔いを起こさない、ヘリウムなどを用いた「混合ガス」が使われる。
3 混合ガス潜水の計画と立案と実施には、専門的な知識と専用の設備、多くの支援人員が必要だが、潜水士免許があれば、簡単に「混合ガス潜水」を行うことができる。
4 混合ガス潜水には、スクーバ式、送気式、飽和潜水など多くのものがあるが、送気式が主流となっている。
5 水深が深い潜水を行った場合、浮上途中で、呼吸するガスを混合ガスの変わりに「酸素」に切りかえる「酸素減圧法」が用いられることもある。
 
問20 窒素60%、酸素40%の混合ガスを使用して、水深30メートルに潜水すると、酸素の分圧はいくらか、次の記述のうち、正しいものを選べ。

 

1 0.04MPa

2 0.12MPa

3 0.16MPa

4 0.18MPa

5 0.24MPa 


問21
作業計画に必ず盛り込まなければならない事項で次のうち誤っているものはどれか。(予想問題)

 

1 送気またはボンベに充填する気体の成分組成
2 潜降を開始するときから浮上を開始する時までの時間(滞底時間)
3 当該潜水作業における平均の水深圧力
4 潜降及び浮上の速度
5 減圧の方法(浮上停止深度(圧力)と停止時間)
 
問22 潜水業務の管理に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

 

1 浮上速度は、毎分10m以下とする。
2 緊急事態により浮上速度を速めた潜水者は、浮上後直ちに再圧室に入れ最高潜水深度相当圧まで加圧するが、この加圧速度は緊急であるため毎分0.08MPaを超えてもよい。
3 潜水業務を行うときは、潜水者に酸素を吸入させることができる。
4 潜水者と連絡員が通話装置により通話可能な場合には、信号索は携行しなくてよい。
5 潜降索(さがり綱)には、減圧深度を表示する木札、布等を取り付けておく。
 

問23 潜水業務における危険又はその予防に関し、次のうち誤っているものはどれか。

 

1 コンクリートブロック、魚礁等を取り扱う水中作業においては、潜水作業者が動揺するブロック等に挟まれたり、送気ホースがブロックの下敷きになり、送気が途絶することがある。
2 水中でのアーク溶接作業では、身体の一部が溶接棒と溶接母材に同時に接触すると、感電により苫痛を伴うショックを受け死亡することがある。
3 水中でのガス溶断作業では、作業時に発生したガスが滞留してガス爆発を起こし、鼓膜を損傷することがある。
4 送気式潜水による作業では、送気ホースが潜水作業船のスクリューに接触したり、巻き込まれることのないようにクラッチ固定装置の設置やスクリューカバーの取り付けを行う。
5 潜水作業中、海上衝突を予防するため、潜水作業船に下図に示す様式の国際信号書A旗を掲揚する。
国際A旗
 
問24 潜水墜落又は吹き上げに関し、次のうち誤っているものはどれか。

 

1 潜水墜落は、潜水服内部の圧力と水圧の平衡が崩れ、内部の圧力が水圧より低くなったときに起こる。
2 潜水墜落は、ひとたび浮力が減少して沈降が始まると、水圧が増して浮力が更に減少するという悪循環を繰り返す。
3 吹き上げは、潜水服内部の圧力と水圧の平衡が崩れ、内部の圧力が水圧より高くなったときに起こる。 

4 スクーバ式潜水では、潜水服としてウェツトスーツ又はドライスーツを使用するので、いずれの場合も吹き上げの危険性はない。
5 吹き上げ時の対応を誤ると潜水墜落を起こすことがある。
 
問25 水中拘束又は溺れに関し、次のうち正しいものはどれか。

 

1 水中拘束によって水中滞在時間が延長した場合であっても、当初の減圧時間をきちんと守って浮上する。
2 送気ホースを使用しないスクーバ式潜水では、ロープなどに絡まる水中拘束の恐れはない。
3 スクーバ式潜水では、些細なトラブルからパニック状態に陥り、正常な判断ができなくなり、くわえている潜水器をはずしてしまって溺れることがある。
4 水が気管に入っただけでは呼吸が止まることはないが、気管支や肺に入ってしまうと窒息状態になって溺れることがある。
5 ヘルメット式潜水では、溺れを予防するため、救命胴衣又はBCを必ず使用する。
 
問26 特殊な環境下における潜水に関し、次のうち誤っているものはどれか。

 

1 冷水中での長時間の作業には、ドライスーツの方が、ウェットスーツよ適している。
2 山岳部のダムなど高所域の潜水では、通常の海洋での潜水よりも長い減圧浮上時間が必要となる。
3 暗渠内潜水では、長時間潜水することができるへルメット式潜水によることが多い。
4 汚染のひどい水域では、スクーバ式潜水は不適当であり、露出部を極力少なくした装備で、送気式潜水器を用いて潜水することが望ましい。
5 スクーバ式潜水とヘルメット式潜水を比較した場合、潮流下ではヘルメット式潜水の方が抵抗が大きく作業が困難である。

 

送気・潜降及び浮上
 
問27 送気系統を示した下図においてAからCの設備の名称の組合せとして正しいものは(1)~(5)のうちどれか。 
送気経路図
      A          B           C
1 調節用空気槽     圧力調整器      予備ボンベ
2 予備空気槽      逆 止 弁      空気清浄装置
3 調節用空気槽     空気清浄装置     予備ボンべ
4 逆 止 弁      予備空気層      空気清浄装置
5 コンプレッサー    予備空気層      調節空気層
 

問28 潜水業務に用いる送気設備に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

 

1 潜水作業船では空気圧縮機の動力として、一般に専用の原動機を用いることが多い。
2 潜水作業船の機関室に設置した空気圧縮機には、機関室外にストレーナーを設ける。
3 空気清浄装置(エアーフィルター)は、空気槽とホースとの間に取り付け、潜水者へ送る圧縮空気から臭気や水分、油気を取り除く。
4 空気圧縮機の圧縮効率は、計算上出された送気量を実際の送気量で除した値であり、圧力が高くなるほどよくなる。
5 ボンベからの高圧空気は、圧力調整器により通常、第1段減圧部で1MPa前後に減圧され、さらに第2段減圧部で潜水深度に応じた圧力まで減圧される。 
 
問29 送気式潜水により潜水業務に従事する場合の心得としての次の記述のうち、誤っているものはどれか。

 

1 熟練者が潜降するときは、排気弁等の調節のみで潜降して差支えないが、潜降速度は毎分10m程度で行うようにする。
2 潜降中に耳痛を感じたときは、潜降索につかまり一旦停止し、唾をのむ等の方法により耳抜きを行う。
3 無停止減圧の範囲内の潜水の場合でも、水深6m又は3mで浮上停止する。
4 潜水者と連絡員との連絡を信号索や送気ホースを引き合って行うときは、モールス信号式に引き合う。
5 潜水者と連絡員間の信号では、発信者からの信号を受けた受信者は必ず発信者に対して同じ信号を送り返す。
 
問30 スクーバ式潜水における潜降の方法等に関しい次のうち、誤っているものはどれか。

 

1 船の舷から水面までの高さが1m~1.5m程度であれば、片手でマスクをおさえ、足を先にして水中に飛び込んでも支障はない。
2 ドライスーツを装着して、岸から海に入る場合には、少なくとも肩の高さまで歩いて行き、そこでスーツ内の余分な空気を排出する。
3 浮力調整具(BC)を装着している場合、インフレーターを左手で肩より上に上げて、排気ボタンを押すと潜降が始まる。
4 潜水中の遊泳は、両腕を伸ばして体側につけ、足を静かに上下にあおるようにする。
5 マスクの中に水が入ってきたときは、深く息を吸い込んでマスクの下端を顔に押し付け、鼻から強く息を吹き出してマスクの上端から水を排出する。
 
問31 潜降及び浮上に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

 

1 スクーバ式潜水でBCを装着して浮上する場合、インフレーターを肩より上にあげ、いつでも排気ボタンを押せる状態で周囲を確認しながら浮上する。
2 視界が極端に悪いため浮上中か沈降中かわからないような場合は、マスクが顔に押し付けられているときは浮上していると判断できる。
3 舷から水面までの高さが1.5mを超えるときは、足から先に飛び込まない。
4 潜水中の遊泳は、一般に両腕を伸ばして体側につけて行うが、視界のきかないところでは腕を前方に伸ばして行う。
5 事故に備えて水面で潜水装備を取り外し、これを引っ張って行く訓練をしておく。
 
問32 潜水業務に必要な器具に関し、次のうち誤っているものはどれか。

 

1 浮力調整具は、これに備えられた液化炭酸ガスボンベから入れるガスにより10kg~20kgの浮力が得られる。
2 水中ナイフは、漁網などが絡みつき、身体が拘束されてしまった場合などの脱出のために必要である。
3 スクーバ式潜水で使用するウエットスーツはスクィーズ(スキーズ)や吹き上げを防止でき、ドライスーツは保温力が大きい。
4 ヘルメット式潜水用の潜水服は、体温保持と浮力調整のため内部に相当量の空気を蓄えることができるようになっている。
5 全面マスク式潜水では、ウエットスーツを着る場合、ネオプレンゴムで作られた足袋やブーツを着用し、移動を容易にするため足ヒレ(ワイン)を使用することもある。
 
問33 スクーバ式潜水に用いられるボンべ、圧力調整器等に関し、次のうち誤っているものはどれか。

 

1 ボンベには,クロムモリブデン鋼などの鋼合金で製造されたスチールボンベと、アルミ合金で製造されたアルミボンベがある。
2 残圧計には圧力調整器の第2段減圧部からボンベの高圧空気がホースを通して送られ、ボンベ内の圧力が表示される。
3 ボンベは、一般に、内容積が4~18リットルで、圧力が19.6MPaの空気が充てんされている。
4 ボンベは、耐圧、衝撃、気密等の検査が行われ、最高充てん圧力、内容積などが刻印されている。
5 圧力調整器は、始業前に、ボンベから送気した空気の漏れがないか、呼吸がスムーズに行えるかなどについて点検する。
 
問34 潜水作業者の潜水する水深ごとに毎分60リットル送気する能力を有する空気圧縮機と最高使用圧力0.6MPaの空気糟を用いて、最大深度25mの潜水作業を行う際に予備空気糟に必要な内容積はいくらか。次のうち正しいものを選べ。

 

V=60(0.03D+0.4)/P  

 

1 115リットル
2 125リットル
3 135リットル
4 145リットル
5 145リットル
 
問35 容量12リットル、充てん圧力19MPaの空気ボンベ1本を携行し深度15mにおいてスクーバ式潜水業務を行う場合、潜水できる最長の時間は、次のうちどれか。ただし、空気消費量は毎分60リットルとして計算し、潜降及び浮上に要する時間は無視するものとする。

 

1 12分
2 15分
3 20分
4 24分
5 30分
 
問36 浮上速度を求める方法及び計算に関する次の事項のうち、誤っているものはどれか。(予想問題)

 

1 不活性ガス分圧とは、体内に溶け込んでいる不活性ガスの量を圧力で示したものをいう。
2 半飽和(ほうわ)組織とは、理論上の仮の組織のことで、高気圧作業安全衛生規則では、第1から第16までの組織に分類されている。

3 M値とは、労働基準局長の通達によると、人体に溶け込む窒素の分圧とヘリウムの分圧の合計が、人体の許容することのできる最大の不活性ガスの分圧のこととされており、最大許容値のことである。
4 不活性ガスの移動の速さは、体内の不活性ガス分圧の差が大きいほど速くなるから、拡散・排出が早くなり、減圧時間は長くなる。
5 第1回目の潜水から14時間以内に行う潜水を「繰り返し潜水」という。
 
問37 潜降及び浮上にも空気を使用しての潜水作業で水深15mで150分作業する。終了後、30kPaごとに停止減圧をとって浮上する場合、120kPa地点でのM値を次の式及び別表から求めたとき、次のうち最大のM値に最も近いものはどれか。ただし、第一飽和についてのみ計算するものとする。(予想問題)

M=Pa+Pc/B+A 

 

Pcとは、浮上して停止した時点の圧力
Bとは別表の「半飽和組織」欄の区分に応じた「窒素b値」と「ヘリウムb値」の合成値で、次の式から求めたもの。
B=bN2・PN2+bHe・PHe/PN2+PHe
Aとは別表の「半飽和組織」欄の区分に応じた「窒素a値」と「ヘリウa値」の合成値で、次の式から求めたもの
A=aN2・PN2+aHe・PHe/PN2+PHe

 

 

 

 


別表 半飽和
1  521
2  446
3  399
4  363
5  344

問38 次の表の資料3の空気呼吸・空気減圧表の安全率1.1を使って、深度23mに100分潜水した場合の減圧スケジュールでの総潜水時間に一番近いものはどれか。ただし、毎分80kPaで減圧(浮上)するものとし、mswとは別の圧力単位で、100kPa=10mswとする。(予想問題)
減圧表例
減圧表例2

1 177分

2 180分
3 183分
4 185分
5 187分
 
問39 高所での潜水作業や減圧方法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。(予想問題)

 

1 高所での潜水は絶対圧が海抜ゼロメートルのときよりも小さくなるので不活性ガスが気泡化しやすい。
2 潜水後の峠越え、航空機搭乗では、環境圧力が1気圧以下になるので大気圧下では発症しなかった減圧症が現れることがある。
3 潜水後の高所場所への移動、飛行機搭乗は12時間~24時間くらいとされている。
4 混合ガス潜水で長時間の深い潜水を行ったあとに水中酸素減圧を行う理由は、窒素酔いを防止するためである。
5 酸素分圧の上限は通常160kPaであるが、溺水などがおこらないような措置を講じた場合には、220kPaまで可能である。
 
問40 潜水業務を行う場合の緊急浮上等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
 
1 スクーバー式潜水の場合に救命胴衣を使用して浮上するときは、救命胴衣はなるべく浮上開始当初から使用する。
2 緊急浮上を要する場合、規定の浮上停止時間を省略することができる。
3 浮上後は体を動かさないようにして再圧室に入れ、その潜水業務における最高の水深に相当する圧力まで加圧する。
4 緊急浮上後に行う再潜水は、その潜水業務の最高の潜水深度まで再び潜水させる。

5 特に緊急を要し、途中で浮上停止を行う余裕がない場合には、安全な範囲内でできるだけゆっくり浮上させる。
 
午後の部

 

高気圧障害
 
問1 人体の循環器系に関し、次のうち誤っているものはどれか。

 

1 細胞から二酸化炭素や老廃物を受けとった血液は、毛細血管から小静脈、静脈、大静脈を通って心臓に戻る。
2 心臓は左右の心室と心房、すなわち四つの部屋に分かれており、血液は左心室から体全体に送り出される。
3 心臓の右心房に戻った静脈血は右心室から肺静脈を通って肺に送られそこでガス交換が行われる。
4 心臓の左右の心房の間が卵円孔開存で通じていると、潜水によって減圧症を引き起こすおそれがある。
5 大動脈の根元から出た冠状動脈は、心臓の表面を取り巻き、心筋に酸素と栄養素を供給する。
 
問2 正面から見た人の血液循環経路の一部を模式的に表した下の図について、次の記述のうち誤っているものはどれか。

 

 

 

 


心臓
1 血管Aは、肺静脈である。
2 心臓のBの部分は右心房である。
3 血管Cは、静脈である。
4 心臓のDの部分は、左心室である。
5 血管Eでの血液の流れる方向はbである。
 
問3 人体における呼吸器系に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

 

1 呼吸とは、空気中に含まれる酸素を体内に取り込み、体内で生じた二酸化炭素(炭酸ガス)を体外に排出することである。
2 肺胞は、内側は呼吸ガスで満たされ、外側は毛細血管内の血液で覆われている。
3 肺は、左右の両肺を合わせて3億個の肺胞の集まりでる。
4 肺自身には膨らむ力がなく、放っておけば縮んでいく。
5 臓側胸膜と壁側胸膜で囲まれた部分を胸膜腔といい、通常、外界とつながっている。
 
問4 人体の神経系に関し、次のうち誤っているものはどれか。

 

1 神経系は、身体を環境に順応させたり動かしたりするために、身体の各部の動きや連携の統制を司る。
2 神経系は、中枢神経系と末梢神経系とに大別される。
3 中枢神経系は、脳と脊髄から成っている。
4 末梢神経系は、体性神経と自律神経から成っている。
5 自律神経は、感覚神経と運動神経から成っている。
 
問5 潜水による障害とその対策に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

 

1 安全に潜水するためには、呼吸、圧力、温度の三つを適切に管理することが重要である。
2 呼吸、圧力、温度のどれかひとつでも欠けていれば、致命傷になる場合がある。
3 心筋梗塞などの潜水とは直接関係のない疾患については、注意する必要はない。
4 スクーバ式潜水の場合、特に呼吸の確保について注意を払わなければならない。
5 致命傷とならない潜水における疾患として、骨壊死、聴力障害、減圧症の後遺症などがある。
 
問6 潜水による圧力が関係する疾患に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

 

1 圧力が関係する疾患には、体内に溶け込んだ窒素などの不活性ガスが圧力の低下により気泡化するものと、体の中の気体の空間の容積が、圧力の増減によって生ずる疾患の二つに分けられる。
2 圧外傷のひとつとして、空気塞栓症がある。
3 空気塞栓症とは、肺の膨張により肺内の気体が肺の血管を通じて、肺の周りに発症するもので死に至る場合がある。
4 減圧症と空気塞栓症とは、別の疾病と捉えて考えられているが、発症時の肺圧外傷と減圧症の症状が似ていることから、明確に鑑別できない場合が多い。
5 圧力の変化はめまいなど様々な疾患も引き起こすことがある。
 
問7 潜水によって生じる圧外傷に関し、次のうち誤っているものはどれか。

 

1 圧外傷は、水圧による疾患の代表的なものであり、水圧が身体に不均等に作用するときに生じる。
2 圧外傷は、深く潜って圧力差の大きい潜降のときに生じるが、浮上のときに生じることはない。
3 肺の圧外傷は、胸痛、咳、血痰などの症状のほか、重篤な空気塞栓症を引き起こすことがある。
4 面マスクを装着した潜水で圧外傷を起こしたときは、装着している部分に皮下出血を生じることがある。
5 虫歯になって内部に密閉された空洞ができた場合、その部分が圧外傷を起こすことがある。
 
問8 潜水による副鼻腔や耳の障害に関し、次のうち誤っているものはどれか。

 

1 潜降の途中で耳が痛くなるのは、外耳道と中耳腔との間に圧力差が生じるためである。

2 中耳腔は、耳管によって咽頭と通じているが、この管は通常は閉じている。

3 耳の障害の症状には、耳の痛みや閉塞感、難聴、耳鳴り、めまいなどがある。

4 前頭洞、上顎洞などの副鼻腔は、管によって鼻腔と通じているが、耳抜きではこの管を開いて圧調整を行う。
5 副鼻腔の障害の症状には、額の周りや目・鼻の根部などの痛み、鼻出血などがある
 
問9 減圧症に関し、次のうち誤っているものはどれか。

 

1 減圧症の発症は、通常、浮上後24時間以内であるが、長時間の潜水や飽和潜水では24時間以上経過した後でも発症することがある。
2 減圧症は、皮膚のかゆみや関節の痛みなどを呈する比較的軽症な減圧症と、脳・脊髄や肺が冒される比較的重症な減圧症とに大別される。
3 減圧症は、規定の減圧表から大きく逸脱した無謀な減圧をすると発症する可能性が高くなるが、規定内の減圧であれば減圧症を発症することはない。
4 減圧症は、高齢者や最近外傷を受けた人、また、脱水症状のときなどに罹患しやすい。
5 作業量の多い重筋作業の潜水では減圧症に罹患しやすい。
 
問10 減圧症の原因となる体内への窒素の溶け込みに関し、次のうち誤っているものはどれか。

 

1 潜水すると、深く潜るごとに環境圧力は増加し、その分、体の中に溶け込む窒素などの不活性ガスも増加する。
2 血液に溶解した窒素は、血液循環により体内のさまざまな組織に送られ、そこに溶け込んでいく。
3 溶け込む窒素の量は、潜水深度が深くなればなるほど、また潜水時間が長いほど大きくなる。
4 浮上に伴って呼吸する空気の窒素分圧が低下すると、組織に溶け込んでいる窒素は、溶け込みとは逆の経路で、体内外の窒素分圧が等しくなるまで体外へ排出される。
5 身体組織に溶け込んでいる窒素の排出が不十分な場合は、血管外の組織においては気泡をつくることはないが、血管中で気泡となって閉塞を起こす。
 
問11 潜水によって生じる空気塞栓症に関し、次のうち誤っているものはどれか。

 

1 空気塞栓症は、急浮上などによる肺の過膨張が原因となって発症する。
2 空気塞栓症は、肺胞の毛細血管から進入した空気が、心臓を介して動脈系の末梢血管を閉塞することにより起こる。
3 空気塞栓症は、脳においてはほとんど認められず、ほぼすべてが心臓において発症する。
4 空気塞栓症は、一般には浮上してすぐに意識障害やけいれん発作等の重篤な症状を示す。
5 空気塞栓症を予防するには、浮上速度を守り、常に息を吐きながら浮上する。

問12 潜水業務における酸素中毒に関し、次のうち誤っているものはどれか。

 

1 酸素中毒は、通常よりも酸素分圧が高いガスを呼吸すると起こる。
2 酸素中毒は、呼吸ガス中に二酸化炭素が多いときには起こりにくい。
3 酸素中毒は、肺が冒される肺酸素中毒と中枢神経が冒される脳酸素中毒に大別される。
4 肺酸素中毒の症状は、軽度の胸部違和感、咳、痰などが主なもので、致命的になることは通常は考えられないが、肺活量が減少することがある。
5 脳酸素中毒の症状の中には、痙摯発作があり、これが潜水中に起こると致命的になる。
 
問13 二酸化炭素(炭酸ガス)中毒に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

 

1 スクーバ潜水中に吸気ガスの消費量を少なくする目的で呼吸回数を故意に減らしたときなどにも生じる。
2 体内の二酸化炭素の蓄積がひどくなると、頭痛、めまい、体のほてりなどの中毒症状が現れる。
3 中毒症状には異常な発汗、顔面紅潮、意識障害などが見られる。
4 体内での二酸化炭素の存在は、窒素酔いをひどくし、減圧症をひきおこしやすくする。
5 通常の空気中の炭酸ガス濃度は4%前後であり、これに対して呼気ガスの濃度は0.04%であることから、炭酸ガス中毒を引き起こしやすくなる。
 
問14 窒素酔い及びその予防法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

 

1 窒素酔いにかかると、頭痛、めまい、吐き気などの症状が現れる。
2 深い潜水を繰り返すことによって、窒素酔いに対する抵抗力をつけ、予防することができるといわれているが、客観的に実証されてはいない。
3 深い潜水では、窒素の変わりにヘリウムなどの麻酔作用が少ないガスを用いる。
4 潜水深度40m前後から窒素酔いが出現するようになる。
5 飲酒・疲労、作業量、不安も窒素宵の作用を強くすると言われている。
 
問15 潜水業務における窒素酔いに関する次の文中の「   」内に入れるAからCの語句の組合せとして、正しいものは(1)~(5)のうちどれか。
「個人差はあるが、水深40m前後になると窒素の「 A 」により窒素酔いが出現する。窒素酔いになると、総じて考え方が「 B 」になり、正しい判断ができず重大な結果を招くことがある。飲酒、疲労、大きな作業量、不安、体内の「 C 」の蓄積等は窒素酔いを起こしやすくする。」
 
     A      B      C
1 鎮静作用   楽観的   二酸化炭素
2 鎮静作用   悲観的   二酸化炭素
3 麻酔作用   悲観的   一酸化炭素
4 鎮静作用   楽観的   一酸化炭素
5 麻酔作用   楽観的   二酸化炭素
 
問16 人体に及ぼす水温の作用及び体温に関し、次のうち誤っているものはどれか。

 

1 体温は、代謝によって生ずる産熱と人体と外部環境の温度差に基づく放熱のバランスによって保たれる。
2 水中において、一般に水温が20C°以下では、保温のためのウェットスーツやドライスーツの着用が必要となる。
3 水中で体温が奪われやすい理由は、水の熱伝導率が空気の約26倍であり、また水の容積比熱は空気と比べてはるかに大きいからである。
4 低体温症に陥った者に対する処置としては、体温を回復させることが重要であり、暖かい風呂に入れることやアルコールの摂取も効果的な方法である。
5 水中で体温が低下すると、震え、意識の混濁や喪失などを起こし、死に至ることもある。
 
問17 水温の作用についての次の記述のうち、誤っているものを選べ。

 

1 体温が35℃以下に下がると、低体温症と呼ばれ、思考力や意欲が低下する。
2 水の伝導率は、空気の約26倍である。

3 水中では水温が23℃以下になると、保温のため潜水服を着用する必要がある。 

4 体温が低下すると、震えが発生する。
5 水中では空気中よりも快適な温度範囲が狭い。
 
問18 潜水業務への就業が禁止されている疾病に該当しないものは、次のうちどれか。

 

1 貧血症
2 胃炎
3 心臓弁膜症
4 関節炎
5 肺気腫
 
問19 潜水作業者の健康管理に関し、次のうち誤っているものはどれか。

 

1 潜水作業者については、圧力の作用を大きく受ける耳や呼吸器などの検査のほか、必要な場合は,作業条件調査を行う。
2 肺結核にかかっている者は、潜水業務に就業することを禁止する必要がある。
3 メニエル氏病にかかっている者は、潜水業務に就業することを禁止する必要はない。
4 中耳炎にかかっている者は、潜水業務に就業することを禁止する必要がある。
5 減圧症の再圧治療が終了した後しばらくは、体内にまだ余分な窒素が残っているので、そのまま再び潜水すると減圧症を再発するおそれがある。
 
問20 一次救命処置に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

 

1 気道確保は、片手で額を押さえながら、もう一方の手の指で顎先を上に引き上げるようにする。
2 心肺蘇生の組み合わせは、胸骨圧迫30回と人工呼吸2回を繰り返して行う。
3 口対口の人工呼吸を行う際には、感染のリスクを考慮して、実施をためらう場合には省略してよい。
4 胸骨圧迫は、少なくとも胸が5cm程度沈む強さで胸骨の下半分を圧迫し、1分間に少なくとも約60回のテンポで行う。
5 AED(自動体外式除細動器)を用いた場合、電気ショックを行った後や電気ショックは不要と判断されたときには、音声メッセージに従って胸骨圧迫を開始し心肺蘇生を続ける。
 
問21 一次救命処置に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

 

1 呼吸の有無を確認するときは、気道確保を行う必要はなく、傷病者の胸と腹部の動きの観察に集中する。
2 反応はないが、傷病者が普段どおりの息をしているときは、気道確保を行い、観察する。
3 心肺蘇生の胸骨圧迫は、1分間に少なくとも100回のテンポで圧迫する。
4 胸骨圧迫は、少なくとも胸が5cm程度沈み込む強さで圧迫する。
5 AED(自動体外式除細動器)を用いる場合は、人工呼吸や胸骨圧迫は一切行う必要がない。

関係法令
 
問22 事業者及び労働者等の責務について、法令上、誤っているものは次のうちどれか。(予想問題)

 

1 事業者は、法律で定める労働災害の防止のための最低基準を守ることができればよい。
2 事業者は、快適な職場環境の実現と労働条件の改善を通じて職場における労働者の安全と健康を確保するようにしなければならない。
3 労働者は、労働災害を防止するため必要な事項を守るほか、事業者等が実施する労働災害の防止に関する措置に協力しなければならない。
4 事業者は、健康障害を防止するため必要な措置を講じなければならない。
5 潜水業務に関係のある健康障害を防止するための必要な措置に、酸素欠乏空気、異常気圧等による健康障害がある。
 
問23 潜水業務に用いる次の設備器具のうち、厚生労働大臣が定める構造規格を具備しなければ、譲渡し、貸与し、または設置してはならないものはどれか。

 

1 送気用空気圧縮機
2 送気用手押しポンプ
3 ボンベの圧力調整器
4 潜水器
5 潜水服
 
問24 次の設備器具のうち、厚生労働大臣が定める構造規格を具備しなければ、譲渡し、貸与し、又は設置してはならないものはどれか。

 

1 潜水業務用空気圧縮機
2 潜水業務用送気管
3 潜水業務用ボンベの圧力調整器
4 再圧室
5 水深計
 
問25 再圧室の構造等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

 

1 電気のスイッチと差込接続器は外部に設け、また、電路は内部で分岐しないこと。
2 主室と副室には、内部が十分観察できる位置に観察窓を設けること。
3 副室型の主室と副室とのドアの間は、機密性がよく、かつ、主室と副室の圧が等しいときには、容易に開くことができるものであること。
4 再圧室の外ドアは、内圧と外圧が等しいときに、内外から容易に開くことができるものであること。
5 室の大きさは、1人がゆっくり座ることができる程度の広さを有すること。
 

問26 再圧室に関し、法令上、誤っているものは次のうちどれか。

 

1 再圧室を設置するときは、出水、なだれ又は土砂崩壊のおそれのある場所を避けなければならない。
2 再圧室を使用するときは、再圧室の操作を行う者に、加圧及び減圧の状態その他異常の有無について常時監視させなければならない。
3 再圧室は、出入に必要な場合を除き、主室と副室の間の扉を閉じ、かつ、それぞれの内部の圧力を等しく保たなければならない。
4 再圧室の使用状況について、1月以内ごとに1回、使用した日時及び加圧減圧の状況を記録しておかなければならない。
5 必要のある者以外の者が再圧室を設置した場所及び再圧室を操作する場所に立ち入ることを禁止し、その旨を見やすい箇所に表示しておかなければならない。
 

問27 事業者が、次の業務に従事する労働者に対して、法令上、特別の教育を行わなければならないものはどれか。

 

1 潜水作業者へ送気するための空気圧縮機を運転する業務
2 潜水作業者への送気の調節を行うためのバルブ又はコックを操作する業務
3 連絡員の業務
4 潜水作業者の監視を行う業務
5 潜水器を点検する業務
 
問28 事業者が行うべき特別教育に関する次の記述のうち、法令上、定められていないものはどれか。

 

1 潜水作業者への送気の調節を行うためのバルブ又はコックを操作する業務については、特別教育を行わなければならない。
2 再圧室を操作する業務については、特別教育を行わなければならない。
3 空気圧縮機及び空気槽の点検の業務については、特別教育を行わなければならない。
4 特別教育を行ったときは、その記録を3年間保存しなければならない。
5 特別教育の科目の全部又は一部について十分な知識及び技能を有していると認められる者については、その科目について特別教育を省略することができる。
 
問29 潜水業務に常時従事する労働者に対して行う高気圧業務健康診断に関し、法令上、誤っているものは次のうちどれか。

 

1 雇入れの際、潜水業務への配置替えの際及び定期に、一定の項目について、医師による健康診断を行わなければならない。
2 定期の健康診断は、潜水業務に就いた後6月以内ごとに1回行わなければならない。
3 水深10m未満の場所で潜水業務に常時従事する労働者についても、健康診断を行わなければならない。
4 健康診断結果に基づいて、高気圧業務健康診断個人票を作成し、これを5年間保存しなければならない。
5 雇入れの際及び潜水業務への配置換えの際の健康診断を行ったときは、遅滞なく、高気圧業務健康診断結果報告書を所轄労働基準監督署長に提出しなければならない。
 
問30 潜水業務に常時従事する労働者に対しては、特別の項目による健康診断を実施することが義務付けられているが、次のうち、その項目に該当しないものはどれか。

 

1 既往歴及び高気圧業務歴の調査
2 四肢の運動機能の検査
3 視力の測定
4 鼓膜及び聴力の検査
5 肺活量の測定
 
問31 次の疾病のうち、潜水業務への就業が法令上禁止されていないものはどれか。

 

1 貧血症
2 虫垂炎
3 肥満症

4 リウマチス
5 メニエル氏病
 
問32 法令に基づく潜水士免許試験や免許に関する次のAからDまでの記述について、誤っているものの組み合わせは(1)~(5)のうちどれか。

 

A 水深10m未満での潜水業務においては潜水士免許は必要ない。
B 潜水士免許試験に合格しても満18歳にならないと免許は与えられない。
C 故意又は重大な過失により、重大な事故を発生させたときは、免許の取
 り消し等の処分を受けることがある。
D 免許証を滅失したときは、試験を受けた安全衛生技術センター所長に
 対し、再交付申請をする。

 

1 A、B
2 A、C
3 A、D
4 B、C
5 B、D
 
問33 潜水士免許に関し、法令上、誤っているものは次のうちどれか。

 

1 満18歳に満たない者は、免許を受けることができない。
2 潜水業務に現に就いている者は、免許証を滅失したときは、免許証の再交付を受けなければならない。
3 免許証を他人に譲渡又は貸与したときは、免許の取消し又は6月以下の免許の効力の停止を受けることがある。
4 免許を取り消された者は、取消しの日から3年間は免許を受けることができない。
5 潜水業務に就こうとする者は、氏名を変更したときは、免許証の書替えを受けなければならない。
 
問34 法律に基づく罰則に関する事項について、6月以下の懲役又は50万円以下の罰金に処せられるものに該当しないものは次のうちどれか。(予想問題)

 

1 譲渡等の制限
2 安全衛生教育
3 就業制限
4 保健指導
5 病者の就業禁止
 
問35 空気圧縮機により送気するときの設備等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

 

1 空気槽は、潜水者ごとに設けなければならないが、予備空気槽は条件によっては設けなくてもよい。
2 空気清浄装置は、必ず設けなければならない。
3 潜水作業者に圧力調整器を使用させる場合でも、流量計は必ず設けなければならない。
4 定量送気式の場合の送気量は、潜水者ごとに、その水深の圧力において、毎分60リットル以上としなければならない。
5 空気圧縮機は、1週間に1回以上点検しなければならない。

問36 水深に応じ、毎分60リットル以上の送気能力を有する空気圧縮機と最高使用圧力が0.7MPaの空気槽を用いて、潜水作業者に圧力調整器を使用させないで最高深度が30mの潜水業務を行わせる場合、予備空気槽の内容積は少なくとも何リットルとしなければならないか。次のいずれかの式を選定して算定すること。

 

イ  V=40(0.03D+0.4)/P

 

ロ  V=60(0.03D+0.4)/P

 

1 65リットル
2 75リットル
3 92リットル
4 98リットル
5 112リットル
 
問37 次の文中の(  )内に入れるA、Bの数字の組合せとして、法令上、正しいものは(1)~(5)のうちどれか。
「圧力調整器を使用する潜水作業者に空気圧縮機により送気するときは、潜水作業者ごとに、その水深の圧力下において毎分( A )リットル以上の送気を行うことができる空気圧縮機を使用し、かつ、送気圧をその水深の圧力に( B )MPaを加えた値以上としなければならない。

 

   A     B
1 70    0.7
2 60    0.8
3 60    0.6
4 40    0.7
5 40    0.8
 
問38 事業者は、酸素、窒素又は炭酸ガスによる潜水作業者の健康障害を防止するため、当該潜水作業者が吸入する時点のそれぞれの気体の分圧を次の範囲に収まるように必要な措置を講じなければならないが、法令上、誤っているものはどれか。(予想問題)

 

1 酸素 18キロパスカル以上160キロパスカル以下
2 フーカー式潜水で潜水作業者に減圧等を行う場合は、酸素について18キロパスカル以上220キロパスカル以下
3 窒素 400キロパスカル以下
4 炭酸ガス 0.5キロパスカル以下
5 ヘリウムガス 300キロパスカル以下
 
問39 事業者は、潜水業務を行う都度、作業計画を定め、必要な事項を記録した書類を作成しなければならないが、次の事項で、法令上、誤っているものはどれか。(予想問題)

 

1 潜水業務に使用する気体の成分組織
2 潜降及び浮上の速度
3 当該潜水作業者の氏名及び作業の日時
4 作業計画の関係者への周知
5 作成した書類の3年間の保存
 
問40 携行させたボンベ(非常用のものを除く。)からの給気を受けて行う潜水業務に関する次の記述のうち、法令上、誤っているものはどれか。

 

1 潜水直前に潜水作業者に対し、当該潜水業務に使用するボンベの現に有する給気能力を知らせる。
2 ゲージ圧力10MPa以上の気体を充填したボンベから給気を受けさせるときは、潜水作業者に二段以上の減圧方式による圧力調整器を使用させる。
3 潜水作業者に異常がないかどうかを監視するための者を置く。
4 潜水深度が10m未満であっても、さがり綱を使用させる必要がある。
5 さがり綱には、浮上停止の深度を示す位置に木札又は布等を取付けておく。
 
問41 事故により潜水作業者を緊急に浮上させるため、浮上速度を速め、又は浮上停止時間を短縮したとき、当該労働者に対して浮上後に講じなければならない措置として、法令上、正しいものは次のうちどれか。

 

1 一定時間大気中で安静させる。
2 すみやかに人工呼吸を行う。
3 酸素吸入を行わせる。
4 ただちに医師の診察を受けさせる。
5 すみやかに当該潜水業務の最高の水深まで再び潜水させる。
 
問42 空気圧縮機により送気して行う潜水業務においては、法令により、特定の設備について、一定期間ごとに1回以上点検しなければならないと定められているが、次の設備とこの点検期間との組合せのうち、法令上、誤っているものはどれか。

 

1 空気圧縮機・・・・・・・・・・・・・・1週
2 空気清浄装置・・・・・・・・・・・・・1月
3 水深計・・・・・・・・・・・・・・・・3月
4 水中時計・・・・・・・・・・・・・・・3月
5 流量計・・・・・・・・・・・・・・・・6月
 
問43 スクーバ式潜水業務を行うとき、潜水前の点検が義務付けられている潜水器具の組合せとして正しいものはどれか。

 

1 さがり綱、水中時計
2 水中時計,送気管
3 信号索、圧力調整器
4 送気管、潜水器
5 潜水器、圧力調整器
 
問44 潜水業務における連絡員に関し、法令上、誤っているものは次のうちどれか。

 

1 送気式潜水による潜水業務及び自給気式潜水による潜水業務において、潜水作業者2人以下ごとに1人の連絡員を配置しなければならない。
2 連絡員は、潜水作業者と連絡して、その者の潜降及び浮上を適正に行わせる。
3 連絡員は、潜水作貫者への送気の調節を行うためのバルブ等を操作する者と連絡して、潜水作業者に必要な量の空気を送気させる。

4 連絡員は、送気設備の故障等の事故により潜水作業者に危険又は健康障害の生ずるおそれがあるときは、速やかに潜水作業者に連絡する。
5 連絡員は、ヘルメット式潜水器を用いて行う潜水業務にあっては、潜降直前に潜水作業者のヘルメットが、かぶと台に結合されているかどうかを確認する。
 
問45 潜水業務とこれに対応して潜水作業者に携行、着用させなければならない物との組み合わせとして、正しいものは次のうちどれか。

 

1 手押しポンプから送気を受けて行う潜水業務・・・・・信号索、水中時計、コンパス、鋭利な刃物
2 空気圧縮機から送気を受けて行う潜水業務(電話がない場合)・・・・・信号索、水中時計、コンパス、鋭利な刃物
3 空気圧縮機から送気を受けて行う潜水業務(電話がある場合)・・・・・水中時計、水深計、浮上早見表
4 ボンベ(潜水作業者に携行させたボンベを除く。)から給気を受けて行う潜水業務・・・・・信号索、水中時計、水深計
5 スクーバ式潜水器による潜水業務・・・・・水中時計、水深計、鋭利な刃物、救命胴衣又は浮力調整具
 
問46 潜水業務とこれに対応して潜水作業者に携行、着用させなければならない物との組合せとして、法令上、正しいものは次のうちどれか。

 

1 手押ポンプから送気送気を受けて行う潜水業務(通話装置がない場合)・・・・・信号索、水中時計、コンパス、鋭利な刃物
2 空気圧縮機から送気を受けて行う潜水業務(通話装置がない場合)・・・・・信号索、水中時計、水深計、鋭利な刃物
3 空気圧縮機から送気を受けて行う潜水業務(通話装置がある場合)・・・・・水中時計、水深計、浮上早見表
4 ボンベ(潜水作業者に携行させたボンベを除く。)から給気を受けて行う潜水業務(通話装置がない場合)・・・・・信号索、水中時計、鋭利な刃物、残圧計
5 スクーバ式潜水器による潜水業務・・・・・水中時計、水深計、残圧計、救命胴衣

問47 事業者は、酸素による潜水作業者の健康障害を防止するため、潜水作業者について、厚生労働大臣が定める方法により求めた酸素ばく露量を厚生労働大臣が定める値を超えないようにしなければならないが、法令上、次のうち誤っているものはどれか。(予想問題)

 

1 酸素分圧が人体に有害とされている50キロパスカル以上の場合における酸素へのばく露の程度(酸素ばく露量)について、一定期間内に一定量を超えないよう制限しなければならない。
2 酸素ばく露量については1日については600、1週間については2500を超えないようにしなければならない。
3 酸素ばく露量の単位としては、酸素毒性を評価する肺酸素中毒酸素曝露単位UPTDを用いる。
4 連日作業する場合は、1日あたりの酸素ばく露量を平均的になるようにする。
5 6日間連続で作業し、そのうちの一日の酸素ばく露量が600を超えていたが、1週間の酸素ばく露量の合計が2500以下であれば問題はない。
 
問48 事業者は、潜水作業者に浮上を行わせるときは、法令に定めるところによらなければならないが、次のうち、誤っているものはどれか。

 

1 浮上の速度は、毎分10メートル以下とすること。
2 厚生労働大臣が定める区間とは、潜降の開始から浮上を開始するまでの間のことである。
3 厚生労働大臣が定めるところにより区分された人体の組織(半飽和組織)は、16区分に分けられる。
4 厚生労働大臣が定める方法により求めた当該半飽和組織が許容することができる最大の不活性ガス分圧のことをM値という。
5 事業者は、浮上を終了した者に対して、当該浮上を終了した時から14時間は、重激な業務に従事させてはならない。
 
問49 高気圧障害とは、高気圧による減圧症、酸素、窒素又は炭酸ガスによる中毒その他の高気圧による健康障害をいうが、法令上、次の中で誤っているものはどれか。

 

1 「減圧症」 潜水病及び潜かん病
2 「酸素による中毒」 急性酸素中毒(いわゆる脳酸素中毒を含む。及び慢性酸素中毒
3 「窒素による中毒」 窒素中毒(いわゆる窒素酔いを含む。)
4 「炭酸ガスによる中毒」 炭酸ガス中毒及び一酸化炭素中毒
5 「その他の高気圧による健康障害」 空気塞栓症及び骨壊死
 
問50 高圧ガス保安法令に関する次の事項で誤っているのもはどれか。(予想問題)

 

1 高圧ガス保安法では、圧力(ゲージ圧力をいう。)が1メガパスカル以上となる圧縮ガスのことを高圧ガスという。
2 製造等については、都道府県知事の許可又は20日前までに製造をする高圧ガスの種類、製造のための施設の位置、構造及び設備並びに製造の方法を記載した書面を添えて、その旨を都道府県知事に届け出なければならない。
3 高圧ガスの製造等について、その値が300立方メートル以上は届出、未満は許可を受けなければならない。
4 高圧ガス保安法施行令で定めるガスの種類は、ヘリウム、窒素、二酸化炭素、又は空気などのことをいい、これらのガスのことを「第一種ガス」という。
5 一般高圧ガス保安規則において、不活性ガスとは、ヘリウム、窒素などのことをいう。

 



読者登録

藤田海事代理士・行政書士 さんの更新情報・新作情報をメールで受取りますか?(読者登録について