目次
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はじめに   -私のバックグラウンドと海外ロングステイ経験概要-
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私のプロフィール
海外ロングステイ開始の背景
海外渡航履歴
つぶやき
リタイヤ後を、どう生きる
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リタイヤ後、どうするか
リタイヤ後を生きる価値観とパターン
リタイヤ後のパターンをさらに
やり残し感と、リタイヤ後にやっていること
予測できない寿命なれど
海外ロングステイを実現するための障壁
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ロングステイ実現のための条件
ロングステイの費用
ロングステイは贅沢か
健康であってこそ
海外ロングステイを実現するパターン
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ロングステイ・パターン
単身か夫婦同伴か
本当のロングステイとシーズン・ステイは違う
何が良いのか
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日本の生活と何が違うのか
渡り鳥の良さ
ロングステイの候補地と評価
どこに住みたい
友人の拡がり
何が問題か
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海外での人間関係
玉本という男
タイ女性は日本人が好き
白人もやられてる
男一人はつらいかも
チェンマイの最低賃金の現実と、一般庶民の目線
海外ロングステイでの医療や介護
海外ロングステイを快適に暮らすためののヒント
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日本への退路を断つリスク
証拠は残る
人とのおつきあい
海外ロングステイヤーが一番欲しいもの
海外ロングステイとコミュニケーション能力
快適なロングステイのための生活の知恵
おわりに
おわりに

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海外ロングステイでの医療や介護

 

 

日本人について、
チェンマイでは若い人から年寄りまで、様々な方が住んでいますが、 キャメロン高原の年齢層は、ある意味、特殊です。
ほとんどが、65歳以上で、70歳代も多く、平均年齢は、今や70歳くらいではないか、とも言われています。 団塊の世代が、ほとんど来ないことが、こういう実態を招いています。
私が4年前に、初めてシーズン・ステイに来た時は55歳で最年少でしたが、 今もまだ最年少です。


70歳代の方のお話を伺っていると、現地での医療や介護への関心度は、私のような若輩者とは比べようもありません。 ただ、マレーシアでも、チェンマイでも、日本人向けの介護施設の試みは成功していないようです。

 

その理由を、私なりに解釈すると、次のようになります。
人間が死に至るまでの、老年期のフェーズは、次の3段階が一般的かと思います。

フェーズ1:健康時代
病気持ちではあるものの、病気とうまくお付き合いしながら、基本的には、自立していて、やりたいことができている時代。


フェーズ2:大病との闘いの時代
大病を患い、病との闘いが深刻なフェーズであり、勝てば生き残れるが、この段階で死を迎えることも。でも、病に勝てば、自立して、やりたいことをまたやれる時代。

フェーズ3:介護される時代
自立できなくなり、サポートしてくれる人の助けを借りながら生きる時代。
そして死。

海外での日本人向けの介護施設が、日本人から受け入れられない理由は、
フェーズ2の段階で、ほぼ、すべての方は日本に帰国してしまうためだと思います。
日本に帰る場所がある方は、当然かもしれないですが、
退路を断って来ている方の中にも、帰国して死を迎える方もいます。

言葉の問題と、食事の問題が、意外と大きいのかもしれません。
帰巣本能(最後だけでも、日本に帰り、死にたい) もあるのかも知れません。

 

(写真は、キャメロン高原風景)


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最終更新日 : 2010-10-19 15:23:54

 

 

 

 

 

 

 

              第7章

  海外ロングステイを快適に暮らすためのヒント

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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最終更新日 : 2010-10-17 14:27:09

日本への退路を断つリスク

 

 

リタイヤして海外でロング・ステイを始める方の、
日本の持ち家の扱い方には色々あるようです。

例えば、
① そのままにして、いつでも帰れる状態にしておく。
② 子供夫婦に住まわせる。
③ 賃貸住宅にして、他人に貸す。
④ 売却してしまう。

私の知っている方はおおむね、①ですが、
なかには、②や③や④を選択している方もいます。

しかし、
③や④は、海外で大病を患った時にどうするかという問題がたちまち出てきます。
特に、④のケースは退路を断っているわけですから、覚悟はできているはずなんですが、現実は厳しいです。
例えば、
夫婦でロング・ステイしている場合で、片方が倒れた時、海外でそのまま長期間頑張るケース(例えば死ぬまで)は、今まで聞いたことがありません。
やはり、日本へ帰るのですが、
もしも、帰る場所に制約がある場合、子供または親戚を完全に巻き込む形になりますね。 健康な状態でも、老夫婦が長期滞在したら迷惑なのに、ましてや、という話です。

また、健康であっても、あこがれのロング・ステイだったのに、色々とあって、挫折して、
結局、日本に帰る、なんて場合はどうするんでしょう。

 

あるいは、夫婦でロング・ステイしている間に亭主がタイ女性と同棲してしまい、奥さんは日本に帰りたいのに、帰るところが無いために、タイに留まり、タイで別居せざるを得ない、などという例もあります。

何が起こるのかは、やってみなければわかりません。

また、
離婚や死別が理由で、退路を絶って、単身で移住してきた方も、
現地の女性と再婚して、彼女が最後まで看取ってくれる形ができれば理想ですが、今まで書いてきたように、それもなかなか甘くはないようです。

マレーシアやタイで、日本人向けの介護施設の例もありますが、 ロングステイヤーの本音での関心は低いようです。
前のページにも書いたように、病気をしただけで、日本に帰るし、ましてや、海外で、骨を埋める決心まではできてないというのが実態でしょうか。
あるいは、海外で、一人だけ置き去りにされるのは、正に姥捨て山だな。
という風景が頭をよぎるのかも知れません。

ただ、日本の介護事情も、お寒い状況なので、
どこに居ようが、これというベストな解は無いのかも知れません。


いずれにしろ、 持ち家の処分をするのなら、 最後をどうするか、腹をくくる必要がありますね。

 

(写真は、タイ、パタヤのジョムティエン・ビーチ) 

 


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最終更新日 : 2010-10-19 15:27:45

証拠は残る

 

 

独身であれ、妻帯者であれ、チェンマイに単身でロング・ステイしている男性が、女にうつつをぬかすのは、 何も、珍しくはありません。そのリスクについても、今までに書きました。


でも、夫婦で、ロング・ステイしていても、 この手の話はあります。

例えば、奥様が、なんらかの理由で、日本に帰国している間に、 亭主が、タイ女性と、できてしまった。 と、いう例も、 5年もチェンマイにいると、珍しくなくなってきました。

奥様が、 日本に帰国後、チェンマイに戻り、 掃除をした形跡も無いチェンマイの汚い部屋を掃除すると、 女性の長い髪の毛が、一杯、見つかる。
そこから始まるドラマは、もちろん、直接見たことはないですが、 結果、普通は、奥様が激怒して、帰国します。 亭主が、いくら弁明しても、 これは動かぬ証拠のようです。
長い髪の毛が原因で、発覚した例を複数聞きます。

品行方正ではない亭主諸君! 充分、気をつけましょう!

では、 傾向と対策には、どういうものがあるのでしょうか。
まず、 彼女の髪の毛を、奥様の髪の毛と同じ様な長さにカットさせる。
でも、 もしも、 奥様が、帰国前に大掃除をしてから帰ったら、駄目ですね。

ならば、 奥様が、来チェンする前に、 自分で、髪の毛1本も見逃さずに、掃除をする。
でも、 普段、掃除なんて、したことがない男が綺麗に掃除をしていたら、 それ自体が怪しまれる。

品行方正ではない亭主諸君!
日頃から、 こまめに、お掃除に励みましょう。(笑)

でも、 最後は、笑い話にはなりません。
悲惨です。

 

(写真は、チェンマイの女性)


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最終更新日 : 2010-10-17 13:59:38

人とのおつきあい

 

 

現役の時は、サラリーマン世界でしたから、上下関係のあるピラミッド構造を前提とした競争社会だったのですが、リタイヤするとその前提が崩れるわけで、全く新しい行動基準を自分なりに模索せざるをえず、多くの方も、なんらかの試行錯誤をしているのではと想像します。

リタイヤした後も、ゴマスリがうまい方、褒め上手な方、結構いますよね。
でも、サラリーマン時代の行動基準を、そのまま変えていない方は、結構、限界や不安を感じているかもしれません。
私は、もっと過激で、 現役時代に我慢を重ねていたのだから(本当か?)、我慢はしないぞ、というのりで、気に入らない人には、ストレートに批判したり、拒否反応を示すことも、時には、ありました。 ただし、そういう人は、 5年間で、5名ぐらいでした。 1年間に1名の割合ですね。

 

さて、以下の話は架空の極端な事例と仮定しましょう。
論点を明確にするために、あえて架空の極端な例を基にケーススタディーしてみましょう。

 

事例1は、お付き合いする相手を、とても厳密に選別するスタイルです。=(超慎重派)
事例2は、玉石混合を清濁併せ呑み、誰とでもお付き合いするスタイルです。=(八方美人派)

事例その1.超慎重派

その方は八方美人を極端に嫌います。 また、基本的に、まず警戒感ありきで、身構えているのかも知れません。 自分の価値観、物指しを持ち、自分の眼がねにかなった人を選別し、眼がねにかなった人とは付き合いますが、それ以外の人とは付き合わないし、場合によっては、その人を排除しようとします。 排除するという具体的な行動の典型的な例は、その人を非難し、その人の悪口を言い、他人に広めようとする行為だと思います。
人は、基本的にゴシップや、噂話は大好きでしょうから(私も好きです)、他人の悪口を言うこと自体は、ごく一般的によくある話ですよね。 でも、それも程度もので、あまり過激だと、最後は、ブーメランのように、自分自身に戻ってきて刺されるようです。
結果として、 その方が排除しようとした人々が、周りから同情を買うような現象も起こりえます。 そのため、次第に立場が逆転するような結果も招きかねません。

事例その2、八方美人派

この方の周りには、実に様々なユニークな方々が集まってきます。 ここでは、ユニークの具体例は止めておきましょう。この方の場合は、誰とでも、分け隔てなく、お付き合いしようとします。
正に、清濁併せ呑むスタイルです。 そのため、結果として、幅広いおつきあいができており、いくつかトラブルはあるものの、一見、その方は楽しいロングステイ・ライフを満喫しているようにも見えます。

 

さて、 この2つの事例を単純に見比べると、八方美人派がいいように見えますね。
でも、 私は、八方美人にはなりえません。
なぜなら、 いくら相手が近づいてきても、到底、お付き合いする気にはなれない方が、現実にはいるからです。 いやな人と、無理して付き合う気にはなれません。

事例その2の方は、
並外れた懐の深さと広さを持っているから可能だと思っています。
何故、そんなことができるのかが不思議なくらいです。

さて、 どうしましょうか?

例えば、こんな具合ではどうでしょうか。
たとえ、相手がどんな人でも、少なくとも排除しようとはしない。
つまり、その人を非難することはなく、その人の悪口さえ言わない。
おしゃべり好きの私にとっては、大変、難しい足かせ、いや、口かせ、ですが。。。。
こちらから、積極的にお付き合いすることは無いとしても、 排除しようとはしない、というところがポイントだと思います。

また、 逆に、当方が、お付き合いしたいと思っていても、しょせんは、相手のある話ですから、相手が拒否する場合もあるはずです。 この場合は、自分が排除の対象になったわけです。
でも、恋人じゃあるまいし、未練がましく追わないことですね。
たとえ、自分が軽んじられた、とか、こけにされた、とか、これはイジメだとまで思っても。
当然、悪口、悪態はつかないことですね。


 でも、いずれにして、言うは易しですね。

人の悪口を言いながら飲む酒の旨いこと。(笑)

実践は簡単ではないですね。

自分で書きながら、『こうでなくっちゃな。』と、自分に厳しく言い聞かせています。(笑)

 

また、 少し、視点を変えると、
夫婦で、お互いに意見を交わしあうのも、ある種、効果的かとも思います。
こと、こういう事象については、複数の意見を持ち寄って、検証した方が、暴走を抑止できたり、バランス感覚を維持できるようにも思います。

 

また、苦にせずに、よく世話を焼く方や、ウイットに富んだ方は、当然、好かれますね。
見習いたいな、といつも思っています。でも、これも実践は難しい。

 

結局は、 お互いに尊重しあえるかどうか、が鍵のようにも思います。
国内外を問わずに、同じ話のようにも思います。

この種の事象は普遍的に起こりうることでしょうが、 普遍的な答えは、おそらく無いんでしょうね。

 

(写真は、北米のナイヤガラ瀑布)

 

 


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最終更新日 : 2010-10-19 15:37:41


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