目次
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はじめに   -私のバックグラウンドと海外ロングステイ経験概要-
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私のプロフィール
海外ロングステイ開始の背景
海外渡航履歴
つぶやき
リタイヤ後を、どう生きる
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リタイヤ後、どうするか
リタイヤ後を生きる価値観とパターン
リタイヤ後のパターンをさらに
やり残し感と、リタイヤ後にやっていること
予測できない寿命なれど
海外ロングステイを実現するための障壁
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ロングステイ実現のための条件
ロングステイの費用
ロングステイは贅沢か
健康であってこそ
海外ロングステイを実現するパターン
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ロングステイ・パターン
単身か夫婦同伴か
本当のロングステイとシーズン・ステイは違う
何が良いのか
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日本の生活と何が違うのか
渡り鳥の良さ
ロングステイの候補地と評価
どこに住みたい
友人の拡がり
何が問題か
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海外での人間関係
玉本という男
タイ女性は日本人が好き
白人もやられてる
男一人はつらいかも
チェンマイの最低賃金の現実と、一般庶民の目線
海外ロングステイでの医療や介護
海外ロングステイを快適に暮らすためののヒント
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日本への退路を断つリスク
証拠は残る
人とのおつきあい
海外ロングステイヤーが一番欲しいもの
海外ロングステイとコミュニケーション能力
快適なロングステイのための生活の知恵
おわりに
おわりに

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人とのおつきあい

 

 

現役の時は、サラリーマン世界でしたから、上下関係のあるピラミッド構造を前提とした競争社会だったのですが、リタイヤするとその前提が崩れるわけで、全く新しい行動基準を自分なりに模索せざるをえず、多くの方も、なんらかの試行錯誤をしているのではと想像します。

リタイヤした後も、ゴマスリがうまい方、褒め上手な方、結構いますよね。
でも、サラリーマン時代の行動基準を、そのまま変えていない方は、結構、限界や不安を感じているかもしれません。
私は、もっと過激で、 現役時代に我慢を重ねていたのだから(本当か?)、我慢はしないぞ、というのりで、気に入らない人には、ストレートに批判したり、拒否反応を示すことも、時には、ありました。 ただし、そういう人は、 5年間で、5名ぐらいでした。 1年間に1名の割合ですね。

 

さて、以下の話は架空の極端な事例と仮定しましょう。
論点を明確にするために、あえて架空の極端な例を基にケーススタディーしてみましょう。

 

事例1は、お付き合いする相手を、とても厳密に選別するスタイルです。=(超慎重派)
事例2は、玉石混合を清濁併せ呑み、誰とでもお付き合いするスタイルです。=(八方美人派)

事例その1.超慎重派

その方は八方美人を極端に嫌います。 また、基本的に、まず警戒感ありきで、身構えているのかも知れません。 自分の価値観、物指しを持ち、自分の眼がねにかなった人を選別し、眼がねにかなった人とは付き合いますが、それ以外の人とは付き合わないし、場合によっては、その人を排除しようとします。 排除するという具体的な行動の典型的な例は、その人を非難し、その人の悪口を言い、他人に広めようとする行為だと思います。
人は、基本的にゴシップや、噂話は大好きでしょうから(私も好きです)、他人の悪口を言うこと自体は、ごく一般的によくある話ですよね。 でも、それも程度もので、あまり過激だと、最後は、ブーメランのように、自分自身に戻ってきて刺されるようです。
結果として、 その方が排除しようとした人々が、周りから同情を買うような現象も起こりえます。 そのため、次第に立場が逆転するような結果も招きかねません。

事例その2、八方美人派

この方の周りには、実に様々なユニークな方々が集まってきます。 ここでは、ユニークの具体例は止めておきましょう。この方の場合は、誰とでも、分け隔てなく、お付き合いしようとします。
正に、清濁併せ呑むスタイルです。 そのため、結果として、幅広いおつきあいができており、いくつかトラブルはあるものの、一見、その方は楽しいロングステイ・ライフを満喫しているようにも見えます。

 

さて、 この2つの事例を単純に見比べると、八方美人派がいいように見えますね。
でも、 私は、八方美人にはなりえません。
なぜなら、 いくら相手が近づいてきても、到底、お付き合いする気にはなれない方が、現実にはいるからです。 いやな人と、無理して付き合う気にはなれません。

事例その2の方は、
並外れた懐の深さと広さを持っているから可能だと思っています。
何故、そんなことができるのかが不思議なくらいです。

さて、 どうしましょうか?

例えば、こんな具合ではどうでしょうか。
たとえ、相手がどんな人でも、少なくとも排除しようとはしない。
つまり、その人を非難することはなく、その人の悪口さえ言わない。
おしゃべり好きの私にとっては、大変、難しい足かせ、いや、口かせ、ですが。。。。
こちらから、積極的にお付き合いすることは無いとしても、 排除しようとはしない、というところがポイントだと思います。

また、 逆に、当方が、お付き合いしたいと思っていても、しょせんは、相手のある話ですから、相手が拒否する場合もあるはずです。 この場合は、自分が排除の対象になったわけです。
でも、恋人じゃあるまいし、未練がましく追わないことですね。
たとえ、自分が軽んじられた、とか、こけにされた、とか、これはイジメだとまで思っても。
当然、悪口、悪態はつかないことですね。


 でも、いずれにして、言うは易しですね。

人の悪口を言いながら飲む酒の旨いこと。(笑)

実践は簡単ではないですね。

自分で書きながら、『こうでなくっちゃな。』と、自分に厳しく言い聞かせています。(笑)

 

また、 少し、視点を変えると、
夫婦で、お互いに意見を交わしあうのも、ある種、効果的かとも思います。
こと、こういう事象については、複数の意見を持ち寄って、検証した方が、暴走を抑止できたり、バランス感覚を維持できるようにも思います。

 

また、苦にせずに、よく世話を焼く方や、ウイットに富んだ方は、当然、好かれますね。
見習いたいな、といつも思っています。でも、これも実践は難しい。

 

結局は、 お互いに尊重しあえるかどうか、が鍵のようにも思います。
国内外を問わずに、同じ話のようにも思います。

この種の事象は普遍的に起こりうることでしょうが、 普遍的な答えは、おそらく無いんでしょうね。

 

(写真は、北米のナイヤガラ瀑布)

 

 


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最終更新日 : 2010-10-19 15:37:41

海外ロングステイヤーが一番欲しいもの

 

 

リタイヤして、海外でロングステイを始める方、すでに始めた方が一番欲しいものは、
①情報
②友人
の2つが、代表格のような気がします。

これらを手に入れる手段の代表格は、
①本
②インターネット
③海外ロングステイクラブ
④現地で自力で
といった所でしょうか。

各々の特徴を整理してみると、

①本
有料であること。
過去に数十冊も読みましたが、内容はおそまつでした。
(この本は、まずまずだと思うのですが。)(笑)


②インターネット
無料であること。
かなり、いい情報もなかにはある。
MIXIのようなSNSなら友人を作ることも可能。

③海外ロングステイクラブ
有料であること。
それなりの情報は入手可能。
それなりに友人もできる。

④現地で自力で
自分の眼で見て、足でかせいで、あるいは、直接会話の中で、生の情報を手に入れる。
テニスやゴルフなど、同じ趣味の世界などで、現地で友人をみつける。

私の場合、この4つの方法の中で、欲しい情報が収集できた順番は、

④③②①    です。

たくさん友人ができた順番は、

④②③   です。

 

(写真は、マレーシア、クアラルンプル郊外、プトラジャヤのピンクのモスク)


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最終更新日 : 2010-10-20 09:03:30

海外ロングステイとコミュニケーション能力

 

 

リタイヤして、海外でロングステイしている日本人は、当然、外国語が堪能だろうなんて思ったら、そうではないですね。 地元の言語はおろか、英語すら話せない人のほうが多いというのが実態ですね。

ほとんどの日本人は、少なくとも中学から高校までの6年間は英語を学んでいるのに、その英語すらものにできていないのですから、リタイヤ後に、例えば、タイ語を少々勉強しても、ものにできるはずがないですね。(もちろん、猛勉強をして、ものにしている人もいますが)
ただ、 海外ロングステイにとって、外国語が必須かと言うと、そうでもないかなとも思っています。
でも、 色んな意味で、ご本人にとって大変不利であることは間違いないな、と思っています。

例えば、
-地元の方と、なかなか付き合えない。
-海外に居るのに、主として日本人社会の範囲で生きざるを得ない。
-外国語を使わざるを得ない局面では、話せる人に頼らざるを得ず、

 最初から対等な付き合いを自ら放棄して、貸し借りを作ってしまう。
-そういう姿が丸見えになると、そこに付け込む不埒な日本人に詐欺まがいの被害に

 あうことも。 日本人による詐欺のような行為はチェンマイだけのことではありません。
 KLでも、色んな話があるようです。

 キャメロン高原のような狭い世界でも起こっています。
-また、タイ女性と同棲または、結婚しても、 相手が日本語を話せない限り、

 コミュニケーションは困難であって、 単なる男と女のような関係から脱却できず、

 信頼関係が作れない。往々にして、結果として大金をつぎ込んでしまう。
 日本人同士でも、コミュニケーションが無くなった夫婦は破綻予備軍でしょうから。(笑)

一方で、 極めて稚拙な会話能力なのに、日本人との付き合いは、そこそこにして、
地元の方々とコミュニケーションをとって、溶け込んでいる方も少数ですがいますね。
意欲の問題でしょうか。

また、もちろん、 タイ語やマレー語や、英語などいずれかを、そこそこ話せる方々は、日本人とは無理に、過度な付き合い方はせず、 日本人部落の様々な葛藤や確執からも距離を置き、

地元の方々と生き生きと、自然なつきあいをやっている方がいますね。

もう一つ、 海外生活にとって重要なコミュニケーション・ツールはインターネットを使ったメール、SNS、情報収集、旅の予約、Skypeなどだと思います。

さすがに、 これも音痴な方は、ほとんど見たことはありません

 

(写真は、キャメロン高原のゴルフ場風景)


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最終更新日 : 2010-10-18 15:03:22

快適なロングステイのための生活の知恵



今までに見聞きし、体験したことを元に、快適なロング・ステイのための生活の知恵のようなものを独断と偏見で書いてみました。 これらは、もちろん、答えではなく、ヒントであり、参考意見です。

結論を一言でいうと
①あまりにも狭い世界にドップリと浸らない
②威張らない
ということでしょうか。

例えば、 ある限定された日本人とのお付き合いの範囲だけではなく、複数のグループを持つ。気軽に、フランクにお付き合いできる方々、グループを複数持っている方がバランスが良いのではないかと思います。
また、無理をして八方美人になる必要もない、 というのが、旅人としての気楽なところとも言えます。 いやなやつとは無理してつきあう必要無しです。 気の合う人と楽しくやろうよ、 という感覚ですね。

現地ですることも、ただひとつではなく、複数持つ。

これは、単純に1つよりは2つか3つの方が、楽しみも増し、 これに伴うお付き合いの幅も広くなるという意味です。
逆に、やりたい事は何も無いという方に海外ロング・ステイは無理かも知れません。
そういう方は日本にいても同じだと思いますが。

日本人だけではなく、広く現地の皆さんとも積極的に付き合う。

現地の方とは、おはよう、こんにちは、といった挨拶レベルだけでも、なにか快適ですよね。
ただでさえ、日本人は孤立した変な民族に見られがちですから、海外でロンステイでもしようか、と思っている人々ですらも、現地の方々とお付き合いができないのなら、いったい誰がそういう、ごく普通のことをするのでしょうか。
自分のまわりの現地の方には、困った時も頼れるような関係にしておきたいし、また場合によっては彼らの手助けができるくらいになりたいですね。

現地の人だけではなく、外国人とも積極的に会話して、幅広い情報交換ができるといいですね。
外国人同士というのは、お互いに気楽だし、いつも極めてフランクな会話になります。 しかも、時には役に立つホットな情報も得られます。 欧米人はオープン・スタンスだということをいつも感じます。 逆に、彼らから見た日本人の印象はどうなんでしょうか。

いずれにしろ、海外に来てまでも、日本人としか付き合わないというのは異常な世界だと思っています。 海外に出るのなら、ごく普通の国際人、つまり地元民になりたいと思っています。

また、 ロング・ステイ場所も一箇所だけではなく、最低2箇所くらいは候補地を持っていたほうがリスク分散できると思っています。
世の中、何が起こるか判りません。 極めて身近な問題で、結局、あこがれのロング・ステイをあきらめざるをえない事もあるでしょう。 あるいは、政変のような自分の力が及ばない理由でもって、好きな場所に行けなくなるかもしれません。
1箇所が駄目になっただけで、ロング・ステイを終わりにしたくはありません。

勿論、そういう結果に成った時点で、次を考えてもいいんですが、
複数のオプションを持っていると、あらゆる場面で、変な無理をしないで済むのかなと思っています。 これは、ある意味、心のゆとりかもしれません。

次に、 こういった考え方以前のお作法レベルの話として、

自分の過去の栄光、例えば大会社の部長や役員だったというようなことを自慢しないこと。
これは、広く知られている不文律でもあり、これをやると、友達を作れないですね。
また、 リタイヤした後もまだ、肩書きがないと生きがいが見出せない方々がいますね。
権威という鎧をまとわないと生きていけないタイプの方々です。
立派な名刺を作り、リタイヤ後にもかかわらず、10個もあろうかという肩書きを刷っている人にお目にかかったことがありますが、私はそういう方には好感を持てません。
リタイヤして自由人になった今だからこそ、自分自身のありのままでお付き合いをして、なんぼ、だと私は思っています。



 

いずれにしろ、 すべてに亘って、両手にいくつかのオプションを持っていた方が、いいのではないか。
そして、権威の鎧などは、捨てた方がよいのではないか。
と思っています。

 

(写真は、オーストラリア、パースのロットネスト島の海)


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最終更新日 : 2010-10-19 15:49:56

おわりに

 

 

ここ何年にも亘る芳しくない経済情勢が大きく好転しない限り、かつてのような海外ロングステイ・ブームのようなものは来ないだろうな、と思っています。

でも、一部のマクロ経済学者が言っているように、1ドルが50円なんていう状況がもしも本当に来たら、海外を指向する人は飛躍的に増えるでしょうね。

 

いずれにしろ、

そんな過激なことが起こらなくても、海外ロングステイというリタイヤ後のライフスタイルは、選択肢のひとつとして、これからも長く、一定の実績と評価を得続けるだろうと思っています。

 

 

さて、

過去、5年間にわたる海外ロングステイの経験を、ひとつのマイルストーンとして、ここにまとめました。

この本の内容には、もちろん、私個人の私見が多く含まれています。

当然、賛否も色々とある事は承知しています。

 

かつて、ブームの頃には、たくさんの海外ロングステイ本が出版され、私も20冊以上は読んだと思います。

でも、この本で考察したような内容の本には一度も巡り会えなかったです。

今までの各種マスコミの報道内容にも感心できませんでした。

ならば、自分で書いてみようということで、今回、出版に踏み切りました。

 

この本の題材の基となった多くのヒントを与えてくれた多くの人々に感謝します。

 

この一冊の本が、これから海外でロングステイをしようと考えている方々の一助となれば幸いです。

 

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 http://p.booklog.jp/users/ykawamo2001

このURLから入ると、続編の ”海外ロングステイの人間模様@チェンマイ” を見れます。

 


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最終更新日 : 2016-03-27 17:40:19

この本の内容は以上です。


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