目次
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はじめに   -私のバックグラウンドと海外ロングステイ経験概要-
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私のプロフィール
海外ロングステイ開始の背景
海外渡航履歴
つぶやき
リタイヤ後を、どう生きる
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リタイヤ後、どうするか
リタイヤ後を生きる価値観とパターン
リタイヤ後のパターンをさらに
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健康であってこそ
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本当のロングステイとシーズン・ステイは違う
何が良いのか
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日本の生活と何が違うのか
渡り鳥の良さ
ロングステイの候補地と評価
どこに住みたい
友人の拡がり
何が問題か
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海外での人間関係
玉本という男
タイ女性は日本人が好き
白人もやられてる
男一人はつらいかも
チェンマイの最低賃金の現実と、一般庶民の目線
海外ロングステイでの医療や介護
海外ロングステイを快適に暮らすためののヒント
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日本への退路を断つリスク
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おわりに
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ロングステイの候補地と評価

 
 
日本人のあこがれの地は
ハワイ、オーストラリア、カナダ
あたりでしょうか。

東南アジアがきらいな奥様方はたくさんいます。
トイレのきたなさだけで、2度と行きたくないと言う話しもめずらしくはありません。
確かに、ハワイ、オーストラリア、カナダ、、、、いいですよね。
でも現実には一部の本当のお金持ち以外は、そういう地でのロングステイは難しいと、私は思っています。 少なくとも、普通(名の有る企業の重役だった人以外?)のサラリーマンには無理だと思っています。
米国,ヨーロッパ、カナダ、オーストラリアは、実際に行ってみると、その物価の高さに驚いてしまいますよね。 しかも、食事事情にも限界を感じます。
日本より物価が高い、または同等であれば、日本に住んだ方が良いと私は思っています。
もちろん、旅行は別ですが。
物価が安いからこそ、日本ではできないような、ある種の贅沢な暮らしができる醍醐味が有るのであって、それが無いのなら、日本に居たくない余程の事情が無い限りは、日本の方が良いと思います。
日本よりもすばらしい理想の楽園なんてそんなには無いと言ったら言い過ぎでしょうか。

以前、ゴルフ場のレストランでオーストラリア人と話し始めたら、なんと、彼らはゴールド・コーストから来て、チェンマイにロング・ステイしていると言います。
私、『 え? ゴールド・コーストが自宅? 』
『 チェンマイよりもゴールド・コーストの方がはるかにいいでしょう? 』
『 日本人あこがれのロング・ステイ地に住んでいる人が、何故チェンマイに? 』

答えは明確でした。
白人、『 ゴールド・コーストより、チェンマイの方が安いよ 』
『 だって、日本人だって同じだろ? 』
彼らが言うことは単純明快です。
 
今後も人気と言うか、むしろ実績レベルではタイ、マレーシアが上位を占め続けるだろうと、ほぼ確信しています。
つまり、アンケートか何かで、どこの国にロング・ステイしたいですか?
と聞けば、ハワイ、カナダ、オーストラリアは上位を占めるかも知れないですが、
実際に実績ベースで統計をとれば、今後もタイ、マレーシアが上位になると思います。

チェンマイには欧米人が多く、かなりのファラン(白人)と四方山話をしましたが、日本人憧れの地から来ているロング・ステイヤーに随分会いました。
例えば、ハワイ、フロリダ、スイス、ニュージーランド、ゴールド・コーストなどです。
彼らは明確にチェンマイで、出費をセーブできる、あるいはしたいと言っています。
 
最近、日本にも行った事がある何人かの欧米人は、デフレの日本よりも、欧米豪の方が物価が高いと言い切ります。
日本は長らくデフレ経済にあえいできたためか、確かに、今は安さを感じさせる部分もなくはないと思っています。
ヨーロッパ、米国、オーストラリア、ニュージーランド各国からのリタイヤ組は暮らしにくさから逃れて、チェンマイのような低コスト国に来て、ロング・ステイしているようです。
また、日本人、欧米人を問わず、海外の色んなところを見て回ったり、住んだりした結果、チェンマイをロング・ステイ地に決めたという人が少なからずいます。
かく言う私も、かなり世界を見て回った結果、今、キャメロン高原とチェンマイにロングステイしています。
 
では、何故なのかを以下に要約しました。ただし、これは全くの私見です。
というのは、私がネガティブに言っている場所に、現実にはロング・ステイしている日本人が多数いらっしゃいます。 皆さん、当然プライドを持って、その地にステイされているわけです。
ステイ候補地に対する辛口の批評は単なる私個人の私見ということでご容赦ください。 
 
① ハワイ 、米国本土 、カナダ 、オーストラリア

これらの国、色んな場所を、何度か訪れました。 しかし、既に書いたとおりです。
私は高コストの国に住む気はありません。 お金持ちの方にだけ可能なロングステイ地だと思います。 これらの国々で、ある程度の贅沢をしながら2人で生活するためには、一声、年間に1000万円位、必要ではないでしょうか。
欧米の本当のお金持ちは年間、数千万円を右から左に使うような生活ぶりでしょう。
高コストの国で、本当のお金持ちのきらびやかな生活を横目で見ながら、ちまちま貧乏生活をし、しかも黄色(東洋人)があまり尊敬されない環境で踏ん張るよりも、低コスト国で、ある種、贅沢をしながら悠々と暮らすほうが正解だと思っています。
もちろん、日本の知り合いに対しては、東南アジアでロング・ステイというよりも、こういう所でロング・ステイしてる、と言う方が格好はいいのですが。
私は見栄よりも実を取ります。

② バリ島

一度、旅行で訪れた事があります。
当地に、はまってらっしゃる方が大勢いる事も知っています。
でも、当地は、かつて二度にわたって、同じ場所がテロにやられました。
その時から、ある意味、バリ島から気持ちが離れました。

③ フィリピン

マニラとセブ島に旅行したことがあります。 貧しい国です。
当然、お金持ちはいるのですが、貧富の差が際立って見えます。
そこからくるギスギスした雰囲気や犯罪のリスクを常に感じさせます。
マニラとセブについて言えば、拳銃やショット・ガンを持った武装ガードマンに守られた塀の中で優雅にロングステイする気分にはなれません。

また、警官による裏社会の話はフィリピンに対する私自身の未練を断ち切るだけのインパクトがありました。 フィリピンの警察は腐っているようです。 彼らは賄賂を取るためには手段を選びません。 何かにつけて外国人にいちゃもんをつけて、袖の下を要求します。 恐るべき事例もありますが、省略しましょう。

④ マレーシア

ペナン島、クアラルンプル、ジョホールバル、キャメロン高原、ランカウイ島に行きました。 当地はイスラムの国です。 でも、経済が発展しているためか、ギスギス感を感じません。 お乞食さんも見かけません。 政治と経済とが安定しているからか、テロや犯罪の脅威も感じません。
政府は経済発展に注力し、ルック・イースト政策をうたっています。
つまり、日本を見よ、日本に学べ、と国民に訴えています。 日本はマレー人にとって尊敬の的となっている面もあります。戦争時の傷跡もほとんど語られません。
私が気に入ったキャメロン高原は気候がすばらしく、ゴルフ、テニス、トレッキングなどのアウトドア・スポーツを満喫するには最適の地だと思っています。
当地はマレー人だけではなく、中国人やインド人とが共生するミニ多民族コミュニティーですが、経済的に恵まれているためか、皆さんうまく共生していく知恵を持っているように感じます。
日本人は彼らにとってお得意さんであり、大事にされます。
 
⑤ タイ

 
バンコック、パタヤ、アユタヤ、プーケット島、サムイ島、チェンマイ、チェンライ、メーサイ、ゴールデン・トライアングル、メーホーソンに行きました。
当地は仏教国であり、有数の穀倉地帯であり、欧米列強の植民地になった事もなく、経済もほどほどに発展し、国王が本当に尊敬され、(一見)気性の穏やかな国民性というような特徴がある国です。
とは言え、バンコックは大都会の良さ悪さの両面を持っていると思います。物価も高いです。

一方、チェンマイはタイの第2の都市なのに、ホスピタリティー溢れたくつろげる町です。 歴史的に欧米人の避寒地として発展してきたところのため、外国人のもてなし方が身に付いているのでしょう。 経済的にも貧富の落差を極端には感じさせないレベルで発展しており、それどころか少しバブリーな状況も出てきています。 でも日本と比べれば、一声、三分の一位の物価ですから、日本人だけではなく、欧米人のロングステイヤーも集まってくるわけです。
でも、ここ数年、タイも政情のリスクが高まっています。
これを、どう判断するかの課題が残ります。

以上ですが、 改めて、これは私見です。
ネガティブに書いた地にお住まいの方々には納得いかない話もあろうかと思いますが、こういう見方もあるということで、ご理解ください。
 
(写真は、タイのシルク王であり、かつ又、米国CIAの諜報部員とも言われたジム・トンプソンが失踪した場所、キャメロン高原の月光荘。松本清張の『熱い絹』の舞台にもなった)

 

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最終更新日 : 2010-10-20 08:56:23

どこに住みたい

 

 

私が、この世に生まれてから、住んだ事がある、と言える地は、
京都、小倉、松戸、福山、横浜、キャメロン高原、チェンマイ。
の7箇所です。

京都に22年間、横浜にも23年間、住みました。
現在は、 チェンマイ生活がメインです。
日本には1年に3回、一時帰国。(合計、3ヶ月程度)
キャメロン高原は、 チェンマイが暑い時期で、しかも日本は寒く、花粉症の時期に逃げる場所です。

私にとって、この中で、総合的に一番住みやすい地は、やはりチェンマイです。
二番目は、横浜かな?
京都は、冬は寒く、夏は暑く、昔(子供の頃)は魚がまずかった。 観光で、旅人として行くのは魅力ですが、 今は、京都へ戻って住む気はありません。
小倉は、昔は汚い町でしたが、魚が抜群に美味しかったな。 玄界灘の鮮魚の味が忘れられません。

チェンマイの良さは、一杯あります。

物価が大変安い、
食べ物が美味しい、
現地の人々がマイルドで、戦争の傷跡も無く、日本人も許容される、
強盗殺人などの凶悪犯罪が少なく治安が良い、
ゴルフをやる環境が良い、
テニスをやる環境が良い、
季節を選べば気候が良い、
日本から比較的近距離である、
日本との時差が少ない、
信頼できる病院が近くにある、
都会と田舎の混在、
インターネットや地上波デジタルTVなどの情報インフラが整備されている、
英語は通じにくいが、大事な時には通じる、
日本人ロンングステイヤーがかなり住んでいる、

といったところです。

もちろん、欠点もあります。

政情が不安、
基本的に暑い、
空気が汚い、
水が汚い、
英語が通じにくい、
タイ文字が読めない、
蚊が多い、
男性天国というイメージ、

などなどです。

日本人のリタイヤ組で、海外ロング・ステイ派に人気の地は、今は、かなり収束してきたように思います。

チェンマイ
ペナン
クアラルンプル
セブ

現在は、この4箇所が、メジャーではないかと思います。(私見ですが。)

この次が、

パース
キャメロン高原
バンコック
ハワイ

バリ島

あたりではないかと思います。
これ以外は、 今の所、マイナーかも知れません。

でも、 人それぞれ、好みが違いますから、 また、 時代と共に、変化するでしょうね。
こうしてみると、やはり、 横浜も悪くないようにも思います。

 

(写真は、チェンマイ、ロイクラトーン祭の灯篭流し)

 


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最終更新日 : 2010-10-20 10:27:51

友人の拡がり

 

 

【過去】
過去からつながっている友人は少ないです。
学生時代までは京都在住だったので、横浜には学友もそばにはいません。
現役時代は仕事一筋ですから、この時代からのつながりも少ないです。
でも、横浜の近所のテニス仲間は、 年に、たった3ヶ月しか、日本に居ない我々を、帰国時には、暖かく迎えてくれます。


 

【現在】
リタイヤした後は、全くの白紙で、出発したのですが、現実には、どんどんと、友人の輪が広がっています。 ありがたいことです。
現地での地道な日々によって、随分、友人の輪が広がりました。
また、 我々は、海外では、ゴルフとテニスが活動の主体ですから、夫婦同士で、あるいは、女性同士で、プレーできる環境が理想です。
キャメロン高原は大半が夫婦連れのため、自然に、この形ができたように思います。
一方、チェンマイは男性単身者が多いため、難しい面もありますが、徐々に夫婦連れの仲間も増えています。 

【未来】
チェンマイでは、特にハイシーズン(11月から2月)は夫婦連れも、確実に増えてきています。
強いて課題を言えば、チェンマイの雨季(6月から8月)は、夫婦連れが少ないことです。
この季節は、日本の夏よりも、過ごしやすいので、私は好きなんですが。
でも、この季節も時間の問題で、着実に夫婦連れが増えると思っています。

 

(写真は、キャメロン高原のインド人のお祭り風景。頭上の壷には牛乳が入っている)

 


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最終更新日 : 2011-09-03 23:51:24

 

 

 

 

 

 

 

 

      第6章 何が問題か

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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最終更新日 : 2010-10-04 09:24:27

海外での人間関係

 

 

キャメロン高原の日本人ステイヤーは、ピーク時でも、300人程度と、大変、狭い世界です。
チェンマイの日本人ステイヤーは、多い時で、おそらく5000人程度、とも言われていますが、実際には、ここも、意外と狭い世界です。

海外に来てまで、日本人と付き合いたくない、と言う方もいるし、 実際に、それを実行している方もいます。 でも結局、大半の方々は日本人と付き合っています。
しかも、一般的には、日本に居る時よりも、もっと、ディープな付き合いが多いのではないか、と感じています。

さて、 どこの地でも、例えば数十人程度のサークルやグループのような極めて狭い世界では、 色んな確執や葛藤が渦巻き、 皆が、楽しく、平和に海外生活を楽しむ、と言う基本スタイルが、 時間の経過とともに崩れていく、という宿命を持っているのでしょうか。こういう状況に、嫌気がさして、日本に帰ったり、他の地に逃げ出したりする方も、少なくありません。
 

 これらは、 村社会の典型的な特徴なんでしょう。

スタンスの持ち方を意識している方は、長続きするのかも知れません。 自分達は中立を保っているという方が、まれにいます。 中立ということは、紛争の当事者達の、どちらにも組みしないということでしょうし、 ましてや、自ら、紛争の当事者にはならないということなんでしょう。
また、自ら、他人を誹謗中傷したり、非難したりしないということだと理解します。
でも、 現実問題として、これは、大変難しいことだと思います。

皆さん、プライドを持って生きているわけで、 私も、プライドの塊かも知れません。 カチン、ときたり、むかつくことは、日常茶飯事です。 これを、我慢して、そ知らぬ顔をするのは簡単ではありません。 でも、そういうことを、一切乗り越えて、 中立を保っている方は立派だと思います。


とは言え、 永住覚悟で生活している方と、旅人として暮らしている方とでは、色んな意味で、覚悟が違うように思います。 私のような、旅人感覚の人間は、所詮は気楽なものです。 永住覚悟の方は、ストレスになるような関係も、甘んじて受け入れているかと思いますが、 私のような旅人は、ストレスは避けようとします。

 

いずれにしろ、これは難しい課題ですね。


(写真は、チェンマイにある総チーク材で作ったタイ料理・レストラン)


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最終更新日 : 2010-10-18 14:18:40


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