目次
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はじめに   -私のバックグラウンドと海外ロングステイ経験概要-
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私のプロフィール
海外ロングステイ開始の背景
海外渡航履歴
つぶやき
リタイヤ後を、どう生きる
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リタイヤ後、どうするか
リタイヤ後を生きる価値観とパターン
リタイヤ後のパターンをさらに
やり残し感と、リタイヤ後にやっていること
予測できない寿命なれど
海外ロングステイを実現するための障壁
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ロングステイ実現のための条件
ロングステイの費用
ロングステイは贅沢か
健康であってこそ
海外ロングステイを実現するパターン
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ロングステイ・パターン
単身か夫婦同伴か
本当のロングステイとシーズン・ステイは違う
何が良いのか
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日本の生活と何が違うのか
渡り鳥の良さ
ロングステイの候補地と評価
どこに住みたい
友人の拡がり
何が問題か
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海外での人間関係
玉本という男
タイ女性は日本人が好き
白人もやられてる
男一人はつらいかも
チェンマイの最低賃金の現実と、一般庶民の目線
海外ロングステイでの医療や介護
海外ロングステイを快適に暮らすためののヒント
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日本への退路を断つリスク
証拠は残る
人とのおつきあい
海外ロングステイヤーが一番欲しいもの
海外ロングステイとコミュニケーション能力
快適なロングステイのための生活の知恵
おわりに
おわりに

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ロングステイは贅沢か

 
 
前のページのケース・スタディーの費用は次のようなものでした。

航空券:ケース・バイ・ケース
チェンマイやキャメロンでのすべての費用:20万円/月 程度
不在の日本でかかっているすべての費用 :10万円/月 程度

多かれ少なかれ、このようなパターンでエンジョイしている方々はいます。
もちろん、もっと少ない費用で、例えば、現地では、15万円/月でも、
十分楽しんでいるご夫婦もいます。

こういう生き方が贅沢かどうかは、人によって評価が分かれると思います。
月に30万円あまり使える金があるのであれば、それをどう使うかの問題だし、
逆に、そんなに自由になる金は無いよ、というケースも少なくないのかもしれません。

一方で、
ビジネス・クラスでフライトし、5つ星ホテルに泊まるような海外旅行を普通にやっている方もいますね。
私は 、こういう方々こそが、お金持ちで、贅沢な暮らしをやっている方だなと思っています。

世界には、富豪が少なからずいて、そういう方々と比べれば、
我々のような、サラリーマンあがりで年金暮らしの海外ステイヤーなんて貧乏くさいと思います。

オーストラリアなどは
そういう富豪以外のリタイヤメント・ロングステイヤーは 受け入れないビザ制度に変わったようですね。 日本人の年金生活者などは貧乏人扱いで、シャトアウトです。

ところで、
リタイヤして、ロング・ステイを開始できる時期は、人それぞれですが、
周りの方々と比べれば、やはり自分は若いということを再認識させられます。
健康年齢がいつまでか、を考慮すれば、時間軸も価値判断の一要素かも知れません。
楽しみを享受するのは、早いに越したことはない、と、かつて
話をしてくれたロングステイの先輩は、昨年、60歳台の若さで逝去されました。
 
(写真は、マレーシア、パンコール島のホテル)

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最終更新日 : 2010-10-20 09:50:19

健康であってこそ

 

 

日本でのテニス仲間の中では2番目に、 60歳でリタイヤされた方が
日本に帰ってみると、難病で入院されていました。

長年に亘る仕事生活から、やっと解放されて、 数ヶ月で入院とは 、あまりにもむごいなと思いました。
今も病魔と闘っておられます。
神も仏も無いな、というのが私の実感です。

でも私は、今までに、こういう例をたくさん見てきました。
かつて、 40代で散っていた仲間の死はボディー・ブローで、ききました。
あの、 お葬式での奥様の号泣は今も耳に焼き付いています。
あの時、 自分の健康には 、誰とても救いの手をさしのべてくれない。
これこそは、自分以外にはマネージできない。
と、心に焼きついた一瞬でした。

この経験が、 私の、 その後の人生に結構、影響しています。
先を急いで、 リタイアしたのも、 ほとんど、そこが起点になっています。
人生、楽しんでなんぼ。
と言うのが、今の私の価値観です。

 


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最終更新日 : 2010-10-17 12:03:49

 

 

 

 

 

 

 

 

第4章 海外ロングステイを実現するパターン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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最終更新日 : 2010-10-04 09:21:35

ロングステイ・パターン

 
 
いままでにお会いした日本人の海外ステイヤーとお話してみた内容を踏まえて、
ロング・ステイのパターンについて考えてみました。

1.夫のニーズと妻のニーズ

夫は一般的には長らく仕事一筋であったがために、リアタイアした後、仲間をたくさん持っているケースは少ないのではないでしょうか。
従って、何らかの理由で海外を指向する夫は、日本に対して未練は持っていないでしょう。つまり、素直に海外でロング・ステイをしたいとおっしゃる。

一方、妻のニーズは複雑かも。
夫がリタイヤする頃と言えば、妻の方は子供から手が離れて久しく、 いろんな趣味やサークルなどを通じて、 それはそれは広い人的ネットワークを作り上げており、 遊び方を熟知し、
人生を我が世の春とばかりに謳歌されているケースを良く見かけます。

妻のニーズから、海外ロングステイをいくつかのパターンに分類してみました。

① 私は海外などには興味はありません。 日本が絶対にいいんです。
  そんなに海外がいいのなら一人で行ってらっしゃいよ。 

―――> 単身赴任型

② 海外旅行は大好き。 でも、日本を捨てる気にはなれはないわ。
  いままでよりも長めの海外旅行なら行きたいわ。
 
―――> シーズン・ステイ型

③ 夫が現役時代に海外駐在経験が長く、 私も同行していたため、海外で暮らすことに抵抗はないわ。  海外生活の楽しさを思い出すわ。 

―――> ロング・ステイ型(前向き型)

④ 色んなことがあったわね。 これ以上、日本になんかに住んでいたくないわ。
  日本にこれ以上、未練などありゃしない。 

―――> ロング・ステイ型(逃避型)
 
⑤ 長期夫婦共稼ぎ、子宝に恵まれなかった、などなど、日本に対する未練が希薄。
 
―――> ロング・ステイ型(ニュートラル型)、または、シーズン・ステイ型
 
 
次は、別の観点からの分類です。
 
2.英語など外国語が話せるか

これによって、ステイ先での生活パターンが変わってきますね。

① 話せる人
   地元の方、欧米人、日本人を問わずアプローチしていく。

―――> 地元密着型

② 話せないため、日本人とだけ付き合う。
   このケースの場合は海外に来ても、 日本に住んでいた時と同じように、
   人間関係に悩むケースをまま見受けます。  

―――> ‘日本人会’型

③ 話せないけど、海外に来てまで日本人とは付き合いたくない。

―――> 夫婦で引きこもり型


以上は、厳密に分類した訳ではありません。 ある種、ジョークです。
もっと、いろんなパターンもあると思います。
ただし、これはノン・フィクション・レポートではあります。
 
(写真は、キャメロン高原のインド人の友人が所有する車)


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最終更新日 : 2010-10-20 09:57:30

単身か夫婦同伴か

 
 
前のページでも書きましたが、このテーマで苦労している方をたくさん知っていますから、 もう少し掘り下げてみましょう。

夫が海外ロング・ステイを希望しても、妻が同意してくれないケースを多く見ています。
もしも、たった一人で夫だけが海外に行ってしまったら。
楽観的に見ると、独立心が旺盛で、お互いが干渉しないで好きなように生きる。 と言ったところでしょうか。
悲観的に見ると、事実上、家庭内離婚に近い状態なんでしょうか。
私には計り知れません。

今までにも書いてきたように、リタイヤした時点で
『夫と妻との間には現状と意識について大きなギャップが存在する』ケースがあるのではないかと思います。
つまり、妻は『既に第2の人生の生活パターンを確立してしまっている』のに、
夫は『ゼロ・ベース』だということです。

そんなギャップがある中で、 夫が突然、海外ロング・ステイの話を持ち出したとしても、
そう簡単に妻が同意するとはとても思えません。

では、 妻に同意させるためには どのような対策が考えられるのでしょうか。
ある方を例にとって、ケース・スタディーしてみましょう。

結論から言うと、 リタイヤした時点での夫婦間のギャップを、できるだけ小さくするように、 かなり前から周到な準備をすることだと思います。

(例1)
その方の場合、リタイヤする何年も前から、将来は海外でロング・ステイをしたいな、 という夢が芽生えました。 その夢の実現に向けてとった行動の一つは次のようなものです。

リタイヤの何年も前に、それまで一度も海外に行ったことがなかった奥様を 無理やり、海外旅行に連れ出しました。 その結果、海外旅行の楽しさを身をもって分からせました。
以来、年に数回のペースで、一緒に世界各地を見て回りました。
もちろん、観光もするのですが、もう一方で、将来のロング・ステイ先として見た場合の可否判断という目線で地元の方の生活ぶりも見て周りました。
もうひとつの狙いは、子供を帯同せず、夫婦だけで旅することによって、将来に向けた親離れ、子離れの予行演習も兼ねていました。
つまり、リタイヤする随分前から、将来は海外でロング・ステイするということは、そのご夫婦にとっての、ある種、既定路線となったわけです。

(例2)
もうひとつの例は 、夫自らが説得するのではなく、周りの人を味方につけるという考え方です。
奥様のお友達とも、それなりにお付き合いをして、
各論ではなく、何かにつけ、お友達が夫の行動を支持してくれる環境を作っておく、というような考え方です。 要は、妻の友達を味方につけたらどうかというアイデアです。
 
でも、こんな長期計画だと、時すでに遅しなので、
短期決戦でうまくいった例はないのか、と思っている方は 少なくないと思います。
 
ひとつのアイデアは、
現に、海外で夫婦で楽しそうな生活をしている夫婦をつかまえて、奥様に見せるなんていう手はありますね。
これなら、私も協力できます。でも、この方法で奥様の心が動くかどうかは未知数ですね。
キャメロン高原では、その大半は夫婦連れなので環境としては充分です。
チェンマイでは、少なくとも、男の天国だという、ある種誤解は解けるかも知れないですね。
 
いずれにしろ、奥様を連れ出して、海外ロングステイの楽しさを実感してもらわなければ話にならないですね。
 
(写真は、キャメロン高原の野生のウツボカズラ)

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最終更新日 : 2010-10-17 12:24:20


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