目次
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はじめに   -私のバックグラウンドと海外ロングステイ経験概要-
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私のプロフィール
海外ロングステイ開始の背景
海外渡航履歴
つぶやき
リタイヤ後を、どう生きる
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リタイヤ後、どうするか
リタイヤ後を生きる価値観とパターン
リタイヤ後のパターンをさらに
やり残し感と、リタイヤ後にやっていること
予測できない寿命なれど
海外ロングステイを実現するための障壁
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ロングステイ実現のための条件
ロングステイの費用
ロングステイは贅沢か
健康であってこそ
海外ロングステイを実現するパターン
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ロングステイ・パターン
単身か夫婦同伴か
本当のロングステイとシーズン・ステイは違う
何が良いのか
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日本の生活と何が違うのか
渡り鳥の良さ
ロングステイの候補地と評価
どこに住みたい
友人の拡がり
何が問題か
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海外での人間関係
玉本という男
タイ女性は日本人が好き
白人もやられてる
男一人はつらいかも
チェンマイの最低賃金の現実と、一般庶民の目線
海外ロングステイでの医療や介護
海外ロングステイを快適に暮らすためののヒント
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日本への退路を断つリスク
証拠は残る
人とのおつきあい
海外ロングステイヤーが一番欲しいもの
海外ロングステイとコミュニケーション能力
快適なロングステイのための生活の知恵
おわりに
おわりに

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海外ロングステイを実現するための障壁

 

 

 

 

 

     

 

 

 第3章 海外ロングステイを実現するための障壁

 

 

 

 

 

 

 

 


最終更新日 : 2010-10-04 09:21:20

ロングステイ実現のための条件

 
 
私は色々な条件が整ったため、あるタイミングでリタイヤし、海外ロングステイを始める事ができました。では、海外ロングステイを始める事ができる前提、条件には、どのような事があるのでしょうか。
その主だったところは以下のような事と考えています。

1.経済的問題

これが現実的には一番でしょうか。
子供がまだ、高校生や大学生では、最も出費がかさむ年代です。
これが片付くまでは不可能ですね。

株で儲けたという方におめにかかった事があまりありません。
早く楽になりたいと思いつつ、株が結果的にリタイヤできる時期を遅らしている方もいます。

色々な事情で2世代住宅を建てて、老後をと考えている方も結構います。
そのための最後のふんばりが、リタイヤ時期を遅らせ、死期を早めている例もあります。

また、これからは厚生年金の満額支給が65歳となるため、退職後も65歳までは働く方がたくさんいらっしゃると思います。


2.奥さんとの関係

晩年の人生を謳歌されている奥さんにリタイヤを反対されて、死ぬまで、『亭主元気で留守がいい』を地で行って、そのままあの世へ行く方もいるでしょう。
晩年までも、奥さん共々働き続けるようなパターンを別にすれば、少なからず、奥様方は今の自分の人生をリタイヤした夫に邪魔されたくないようですね。

 

いずれにしろ、どんなパターンであれ(独身者以外は)、奥様とのある種合意が必須ですね。



3.親の面倒

老いた両親の面倒が、結構、第2の人生を羽ばたく障壁になりますね。
これは重い課題だと思います。
現実に、これが原因で思うように羽ばたけない方を少なからず見ています。
 
 
さて、 でも少なくとも、経済的理由については、解決策があると思います。
例えば、私がステイしているキャメロン高原やチェンマイは 、例えば、250万円の年金が現地では、 一声、800万円から1千万円位の価値になります。

こういうチャンスに乗るかどうかは 、人それぞれですね。
捨てざるを得ないものと、得ることができるものとの天秤ですね。
 
(写真は、チェンマイ、チャイモンコーン寺でのコムファイ(熱気球)揚げ風景、ロイクラトーン祭の行事の一つ)


最終更新日 : 2010-10-20 08:49:10

ロングステイの費用

 
 
以下は、
知り合いのスウエーデン人から聞けた話です。

『スウエーデンは‘揺りかごから墓場まで’と称されるほどの先進福祉国家である』と、
私が小さかった頃、学校で習った覚えがあります。
しかして、その実態は。
 
彼曰く、
国が用意してくれる老人用福祉施設は、言わば、姥捨て山のような所。
そんなところに入る気にはなれない。
しかも、年金は月10万円にも満たない。

しかして、彼はリタイヤ後、第2の人生の住処を世界中に求め、チェンマイにたどり着き、 スウエーデンの家を処分して、チェンマイでコンドミニアムを5軒購入。
その家賃収入を生活費の柱としている。

『スウエーデンは福祉大国』と言うのは嘘なんだろうか。

一方、
日本は、厚生年金が月20数万円とすれば、まだ恵まれている方か?
物価の高い日本でも、それなりの生活はできるのか?
この20数万円をもっと有意義に使うべく、低コスト国でロング・ステイを指向する人は、当然これからも出てくるでしょう。

しかし、日本人の場合、
彼のように大胆に本国のすべてを清算して、移住している方はそんなに多くはないです。
とすると、日本の生活基盤を維持するだけで相当なお金がかかりますね。

以下は
ある方を例にとったケース・スタディーです。 (夫婦二人分)

マンションの管理費、駐車場代、自動車維持費、光熱費、固定電話維持費、各種保険料、冠婚葬祭費などなどで、海外に住んでいる間でも、日本の留守宅で月10万円は、かかっています。

また、現地との間を移動するためには、当然、航空運賃が必要です。
しかも、短期Fixなら安いけれど、45日間以上のFixやFix/Openとなると高くつきます。
マレーシアやタイでもTaxやSir chargeを入れると、一人あたり8-9万円になり、2人分を3ヶ月で償却するとなると、そのウエイトは大きいです。 もっと、滞在が長期になれば、薄まりますが。
また、最近台頭してきたAirAsiaなどのLCCをうまく活用できれば節約は可能ですが。

キャメロン・ハイランドやチェンマイであれば、現地で月20万円もあれば、かなりのレベルの生活ができますが、日本の維持費や航空運賃を加えると普通は厚生年金だけでは足りないと思います。

厚生年金の範囲を目処に予算を立てるのであれば、現地での生活費を絞り、日本の維持費も絞り、滞在期間も長めにとらないと無理という事になります。

ただ、私は3ヶ月以上、同じ地にステイすることは、まずありません。
その理由は、
クレジット・カードに付帯されている海外旅行者保険適用対象は90日以内であること。
マレーシアのノンビザでの滞在許可日数が最長90日であること。
タイの観光ンビザでの滞在許可日数が最長で90日であること。

と言ったところです。

なんだ、そんなにお金がかかるのなら、おとなしく、日本で暮らすよ。
と言うのも、当然、選択肢のひとつでしょう。

いやいや、 そんなにお金は、かからないよ。
と言う方もいます。
 
ものすごい節約をしながら細々と暮らす、年金難民と称されかねない方々もいます。
 
(写真は、チェンマイ郊外メジョー、瞑想寺でのコムファイ(熱気球)揚げ風景。大勢の参拝者が一斉に揚げるため、空一面がコムファイで埋まる)


最終更新日 : 2010-10-20 08:52:06

ロングステイは贅沢か

 
 
前のページのケース・スタディーの費用は次のようなものでした。

航空券:ケース・バイ・ケース
チェンマイやキャメロンでのすべての費用:20万円/月 程度
不在の日本でかかっているすべての費用 :10万円/月 程度

多かれ少なかれ、このようなパターンでエンジョイしている方々はいます。
もちろん、もっと少ない費用で、例えば、現地では、15万円/月でも、
十分楽しんでいるご夫婦もいます。

こういう生き方が贅沢かどうかは、人によって評価が分かれると思います。
月に30万円あまり使える金があるのであれば、それをどう使うかの問題だし、
逆に、そんなに自由になる金は無いよ、というケースも少なくないのかもしれません。

一方で、
ビジネス・クラスでフライトし、5つ星ホテルに泊まるような海外旅行を普通にやっている方もいますね。
私は 、こういう方々こそが、お金持ちで、贅沢な暮らしをやっている方だなと思っています。

世界には、富豪が少なからずいて、そういう方々と比べれば、
我々のような、サラリーマンあがりで年金暮らしの海外ステイヤーなんて貧乏くさいと思います。

オーストラリアなどは
そういう富豪以外のリタイヤメント・ロングステイヤーは 受け入れないビザ制度に変わったようですね。 日本人の年金生活者などは貧乏人扱いで、シャトアウトです。

ところで、
リタイヤして、ロング・ステイを開始できる時期は、人それぞれですが、
周りの方々と比べれば、やはり自分は若いということを再認識させられます。
健康年齢がいつまでか、を考慮すれば、時間軸も価値判断の一要素かも知れません。
楽しみを享受するのは、早いに越したことはない、と、かつて
話をしてくれたロングステイの先輩は、昨年、60歳台の若さで逝去されました。
 
(写真は、マレーシア、パンコール島のホテル)

最終更新日 : 2010-10-20 09:50:19

健康であってこそ

 

 

日本でのテニス仲間の中では2番目に、 60歳でリタイヤされた方が
日本に帰ってみると、難病で入院されていました。

長年に亘る仕事生活から、やっと解放されて、 数ヶ月で入院とは 、あまりにもむごいなと思いました。
今も病魔と闘っておられます。
神も仏も無いな、というのが私の実感です。

でも私は、今までに、こういう例をたくさん見てきました。
かつて、 40代で散っていた仲間の死はボディー・ブローで、ききました。
あの、 お葬式での奥様の号泣は今も耳に焼き付いています。
あの時、 自分の健康には 、誰とても救いの手をさしのべてくれない。
これこそは、自分以外にはマネージできない。
と、心に焼きついた一瞬でした。

この経験が、 私の、 その後の人生に結構、影響しています。
先を急いで、 リタイアしたのも、 ほとんど、そこが起点になっています。
人生、楽しんでなんぼ。
と言うのが、今の私の価値観です。

 


最終更新日 : 2010-10-17 12:03:49