閉じる


<<最初から読む

31 / 42ページ

29.小忍耐ウィーク

今回はイギリス人BFの7才になる息子ひとり1週間滞在の忍耐ウィークだ。

 

今日が最終日、こんなときの「Time flies」飛ぶように時間が過ぎて行くのは

大歓迎である。年を重ねるにつれ残り少ない自分の人生の時間と、その過ご

し方はより重要になってきているから私は娘に「もうママはこれから先はわが

ままに生きていくからね」と宣言している。でも人様に決して迷惑をかけない

私なりの筋の通ったわがままを、目指しているのだけれど。

 

彼の息子の滞在は、私の日常生活の平和空間を荒されるので、私としては

とても心地良いとはいえない。彼にとっては最愛の息子でも、私にとっては

他人だ。もちろん滞在中、私は無理のない範囲でできる限りのことはする。

彼自身はいつも息子が来ているときは、あれもしたいこれもしたい、でも実際

には彼のキャパを越えているので、必ず葛藤からのストレスがある。そんな

ときに理不尽に息子を怒って声をあらげたりしたら、私は息子の側にたって

彼を諫めたり、遊ぶときは遊ぶ、注意するときは注意したりで、常に同じ態度

で息子に接しているから、幼い息子でもそれはわかってきているようだ。息子

自体も今までの数回の体験で学び成長しているようだから、良いことだ。

 

それにしても、両親の別居では常に幼い子供は被害者だ。私自身も30代で

離婚したときには娘に同じ思いをさせてしまったから、彼の息子に同情はす

るけれど、そこに介入するつもりはない。その私の決断は昨年はっきり私の

彼には明言してある。一番大事な幼年期の子供の面倒をみたり、責任を持

つような人生を送る為に遠く日本を離れてきたわけではない。

 

私自身は自分の人生で何がしたくて何がしたくないかは、明確にわかっている

ので、たとえ愛する人の希望に反したとしてもそれは貫いていくつもりである。

 


30.私と煙草

私は喫煙者で大の煙草愛好家である。10代後半からの喫煙歴だから、人生の大半を

煙草をくゆらしながら生活していることになる。幸いこちらスペインは100㎡以上の

レストランでの禁煙ルームが設けられた位で、まだまだ喫煙天国と言っていい。もし

かしたら、日本の方が厳しいかもしれないほどだ。そんな喫煙天国でも、私の周りは、

どちらかといえば吸わない人の方が多い。内訳は以前吸っていてやめた人が30%

であとの70%は、元々吸わない人達。そんな中にいても街自体が喫煙者に門戸を

開いているから、特別肩身の狭い思いをすることもない。

 

私自身はスリムでライトのタバコを3日で2箱(40本)のペースでそれも、フィルター

の根元までは吸わないから、ヘビースモーカーではない。それでもタバコを吸うこと

自体を楽しんでいるので、やめるつもりはない。周りの友人には”煙草なしで10年

長生きするよりは、煙草と共に10年短い人生を終えるのを選ぶ”と豪語している。

 

私はやめようと思えばやめられる。というのも、長い喫煙歴の中で1年間だけやめ

ていた時期があるからだ。それは娘を身ごもっていた妊娠中の1年間で、妊娠が

わかった時点で、やめることを決めてその間は1本も口にしなかった。その後、

出産し娘が3ヶ月になったときに再び吸い始めた。同棲中の彼も喫煙者だけれど、

彼の場合はやめようと思っているけれど、中々やめられないケース。それに大口

の取引をまとめている最中などとても煙草を手放せる様子ではない。

 

カップルの場合片方が吸っているとやめるは難しいというのはわかる。でも最終的

には、本人の決断と意思の問題だと思う。私の父方の祖母は98才で他界したけれど、

亡くなる前日までタバコを吸っていた。その年まで生きたいとは思わないけれど、

ただただおいしくタバコが吸えて(私にとってはそれが健康の証しだから)、たとえ

10年短くなっても、それで寿命をまっとうできれば、幸せ。


31.心配事があるときに

以前に書いたと思うけれど、私は超がつくほどのポジティブウーマンである。波乱万丈

の山あり谷あり人生歩んできて、楽天主義でなければ、自殺していてもおかしくはない

ような破天荒な人生と自分でも思う。

 

でも10年以上前、今では私のバイブルとなっている「神との対話」に出会って以来、

ずっと人生が生き易くなった。年を重ねる毎に、様ざまな出会いや体験から多くの

ことを学んできているのも、プラスになっている。

 

先日は荒れ模様だった彼との仲も翌日は天気回復し、今また大口の取引の最中で、

あらぬ心配をしている彼にアドバイスをしたところだ。その内容とは・・・・・

(人生で何か起こったとき、仕事に限らず対人関係でも、その他何にでもあてはまる。)

 

まず、最悪の状況を想定して、それに対しての準備をする。最悪の場合への心構えが

出来たら、あとは心配しないこと。それ以上悪い状況の考えに、囚われてはいけない。

悪い状況ばかりを心配していると、反って引き寄せてしまうケースも多々あるからだ。

よくポジティブに考えていたのに、その通りにならないとショックが大きいから、ネガ

ティブに考えていた方が良いという人がいるけれど、決してそうではない。マイナスの

思考はマイナスの状況を引き寄せて、それが現実となる。

 

どんな状況であろうと人間は、誰しも必ず乗り越えられるだけの能力を持っているので

ある。最悪の状況に対しての心の準備をしつつ、希望さえ失わずにいれば、必ずや道は

開けるのである。たとえその時失敗しても「ダメでもともと」また最初からやり直せば

いいだけのことだ。人生はやり直しが出来るのである。


32.スペイン人の対応様々

こちらで生活して来年は10年目に突入だ。現在に至るまで場所柄様々な国籍の様々

な年代の人たちとの交流があった。最初の2~3年はアパートを世話してくれたフィン

ランド人女性や、彼女の周りの人たちと、また私のマッサージの仕事を通しては主に

イギリス人、アイルランド人、スコットランド人などとの交流が多かった。

 

サルサを習い始めてからできた友人は、すべてスペイン人である。というのも、こちらで

サルサを習っている人の大多数がスペイン人なのと、こちらのスペイン人と外国人との

交流は、殆どといっていいくらいないのが現状である。外国人に対して決して感じが悪

いということはないけれど、でも大手を広げてウエルカムかというと、そうではない。

だからこちらに入植している外国人(国籍に関わりなく)がスペイン社会に入り込むのは、

それほど簡単ではない。

 

私の場合はラッキーにも、今は親友となっているスペイン人女性が彼らのグループに招き

入れてくれたことと、あとは私自身がスペイン社会に溶け込みたかったのでダンスを通じ、

できるだけ友人をなろうと努力したこともあると思う。

 

そんなバックグラウンドから周りのスペイン人たちの、私に対する対応を考えてみた。殆ど

がダンス仲間だけれど、概ね男性は皆感じがいい。日本人だということですごく興味を持っ

て接してくる男性もいれば、国籍など関係なくスペイン人と同じ様に接して来る男性もいる。

ところが女性たちの対応はといえば、それが微妙に違うのだ。たぶん女性の場合ってそこ

に嫉妬だとか妬みだとかが、入ってくるからだと思うけれど、それも大体そういう感情を

ストレートには出さない。私自身はどちらかというと第6感は人よりも鋭いと思うし、当る

ことの方が多いので信じている。また言葉に出さない隠された人の感情も、感じ取ること

ができるので、そのセンスは人を自分なりに分析するのに大いに役立っている。

 

私は自分の感情には極めて素直に生きているから、素敵な人は素敵だと感じるし、嫌な

ヤツは嫌なヤツだと感じるからできるだけ近寄らないし、自分より優れたものを持って

いる人を見れば、凄いと感じて尊敬もする。何十年も仲良く過ごしているカップルや、

素敵にサルサを踊る女性など、うらやましいとは思っても、妬みはまったく感じない。

 

私に対して微妙な対応をしてくる女性たちを見ると、根本的に自分に自信がない人が多い

ようである。それと隠されたコンプレックスもある。たぶん彼女らからすると、遠く離れ

た東洋の異国から来て、こちらの文化に馴染んで友人もできて楽しんでいるのが、面白

くないのだろう。

 

私はどこにいても私だし、様々な人の思惑を気にして生きていくなど無駄にする時間は

ないと思っているので、人の対応に一喜一憂したりはしないけれど。私の人生のテイー

タイムはとうに過ぎた今、諍いもなく平和に楽しく、常に心に愛を持って生きていくの

が理想である


33.彼がアタックされた!

昨夜私はダンス仲間と外出して、深夜過ぎに帰宅したので彼がアタックされた経緯を、

朝起きて彼から聞いて本当びっくりだ。

 

数年前私も襲われたことがあり、そのときの私と同じ彼も全く予期していない不意打ち

だったようである。事件は午後10時過ぎ自宅からビデオショップへ行く途中、彼が表

通りから一本入った細い裏通りを歩いているときに、いきなり後ろから羽交い絞めに

されて、後頭部を殴られ同時にもう一人のアフリカ人がポケットを探り中の物を取った。

 

被害は携帯電話とバンクカードと現金100€で、身体の方は後頭部のこぶと額に小さな

傷だけだったのは、不幸中の幸いだ。彼はアーミー出身者だし、ボクシングの経験も

あるので羽交い絞めした相手の顔面に、2~3回強烈なパンチを見舞ったらしいけれど、

何せ相手は屈強なアフリカン2人で、取るものを取ったあとはすぐ走って逃げて行ったと

いうのが、事件のいきさつである。

 

私も過去に同様の経験をしているからわかるのだけれど、今でこそ何処を歩くときにも

バックはしっかり手に持って、警戒を怠らないようにしていても、事件に会う前は自分が

襲われるなど思いもしなかったし、警戒するというアイディア自体、頭に浮かばなかった。

 

今住んでいる地域は、海辺から少し内地に入った地元のスペイン人が多い地帯だけれど、

アフリカ人の不法移民も多く住んでいる。大都市ほど警察の目も厳しくないため、通常は

アフリカから不法入国しても、ここではCDや偽ものブランドのサングラスやBAG等ツー

リストに売り歩いている。昨今は経済不況のあおりをくらって、観光業自体も落ち込んで

いるから、その余波が彼らに来ていることは想像に難くないけれど、それにしても同情の

余地はない。

 

彼はといえば、幸いにも私のときのようになけなしのお金ではなかったし、カードも直に

ストップして、携帯も2台ある内の1台だったから、もちろん気分は優れないようだけれど、

起こってしまった事故、今後の気をつけるべき教訓として受止めているようである。



読者登録

幸多 魅瑠さんの更新情報・新作情報をメールで受取りますか?(読者登録について