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暗闇フェイドイン

 

外の片づけを終え、玄関口に集めた洗い物を台所に運び込む。

「 "小鳥"も座って飲めしぃ~ 」

"つぼみ"から声が掛かり、

「 はい 」

一通りの役目を済ませた"小鳥"は、普段は広く感じるリビングが狭く感じられる中、隙間を見付けてあぐらをかいた。
 
笑い声や会話が四方八方に飛び交う中、何処からともなく酒が手渡され、ようやく"小鳥"の宴が始まる。

時間の経過と共にだんだんと人数は減りつつも、それでも賑やかに宴は続き、しかし次の瞬間、"小鳥"が再び感覚に捉えたものは辺り一面の暗闇だった。

( ? )

瞬間移動でもしたかの様についさっきまでの賑やかな宴は何処にも無く、しかも体は仰向けになっていて、ふかふかの毛布が掛けられているのがわかった。

( 一体どうして・・)

憂さを晴らすかの様に酒を何度も一気に流し込んだ為、いつの間にか眠ってしまったのである。

体は火照り、

( 何だか気持ちが良いなぁ・・)

暗闇にいざなわれて再び瞼が重く下がろうとするその途中、

「 ふわぁ~~」

( んん?)

欠伸をしながら気付いた事は、

( ぼ、ぼぼ、勃起してる・・)

一体いつから勃起などしていたのか、それでも、

( まっ、いぃかぁ・・)

考えてみれば、暗闇の中ではとかく気にする必要も無い。
 
 

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